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スイハンを巡る旅

昨年の冬、こんな投稿をしました。その年の秋に、育児支援ポイントで交換した炊飯器のことを書いているもので、炊飯器で炊いたご飯が、どうしても納得がいかない、という話題でした。

その炊飯器が我が家に来るまで、我が家には炊飯器がありませんでした。ご飯を炊いていたのは、主に圧力鍋でした。その性質からも炊き立てのご飯の柔らかさと、冷凍してもその食感が失われないことに感激していたのでした。

炊飯器は、今年の年明けあたりからは、子どもの離乳食用のおかゆ炊きに使うようになり、家族用の白米は圧力鍋が復活して炊飯をするようになっていました。

上で紹介したように“時限炊飯器”とは言ったものの、家族のご飯炊きの表舞台からは一年足らずで姿を消してしまいました。

ただ、おかゆをすぐに量産出来る点は有り難く、数ヶ月は重宝しました。炊飯器で炊いて、粗熱を取って、製氷皿に入れて冷凍して使っていました。しかし、離乳食も進むにつれて、他の家族が食べている白米と同じご飯が食べられるようになってくると、炊飯器はほとんど使われなくなっていきました。

そもそも圧力鍋で炊いたご飯は、通常のご飯よりも柔らかいので、小さな子どもも抵抗なく口にしていました。その姿を見て、「あ、炊飯器はもういらないんだな」と思ってしまったほどです。

それから数ヶ月、炊飯器は定位置のまま若干ホコリを被っています。時折、下の子が家中のボタンを押したがり、スイッチを入れたがるので、その時に炊飯器のボタンを押させて蓋をパカっと開ける程度で、おもちゃとしての役割を担っています。

最近では、少しのおかゆなら買ってしまえばいいのでは、なんて誘惑にも負けています(笑)

我が家ではお米もあまり買いだめしないので、令和の米騒動なんて呼ばれた、米なし期間はほんとうに大変でした。どこ行っても無いんですもんね。

その分、お餅をたくさん食べましたし、子どもたちも朝ごはんはお餅という日も増えています。圧力鍋で炊くと、どんな品種でも、よく炊けます。あの蓋を開ける瞬間の湯気の香りはたまりません(こんなことを書くと妻は、香りする?と言いがちです笑)。

時を同じくして、妻の実家の炊飯器が調子が良くないらしく、我が家の炊飯器の出番のようです。おもちゃは引退して、ご飯を炊いて活躍することを祈ります。

相変わらず、ご飯へのこだわりが染み付いているのか、諦められないのか、家事の負担は減らないのに、圧力鍋で炊くご飯を食べるたびに、なんだかホッとします。



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もつにこみ
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