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あの日の十和田湖

SNSのサービスとして、「○年前の今日」の写真が表示されることがあります。先日、そのSNSのタイムラインに表示されたのは、10年前のこんな写真でした。

「青森に来ています。十和田湖、キレイです。」

当時、スマホでパノラマ撮影してみたいと、朝の十和田湖をぐるーっとスマホを動かしながら撮った写真でした。朝の早い時間に、宿泊している宿のそばを散策するのが好きで、この日も朝ごはん前にブラブラしていました。

ひとり旅だと、大抵、風景か食べ物の写真ばかりになります。僕の場合は、自分を写真に撮りたいとは思わないので、自撮りも興味がありませんでした。だから、僕が写っていない分、信憑性も薄くなっているのかもしれない、と考えたこともありました。

ただ、この時はひとり旅ではありませんでした。すでに別の投稿で書きましたが、10年前、この旅行の数日前に入籍し、この青森行は新婚旅行だったのです。かつて、旅の記録として、月曜日に書いていた投稿にもありますが、とにかく無計画でした。

新婚旅行で無計画って、なんなん⁉︎とお叱りを受けそうですが(誰に?)、紆余曲折あって、親戚も知り合いもいない青森県に決まったこともあり、入籍までの間もあまり日がないというか、新婚旅行のことまで気が回らずに、準備ができていなかった…というのが事実です。

十和田湖畔の宿に着いたのは、もう夜もしっかり暗くなった時刻でした。青森の広さを十分に理解していなかったため、予想以上に時間がかかり、日中の明るい時間帯ならば、緑の木々に迎えられるように奥入瀬渓流に沿って、十和田湖を目指すことができたはずでした。

レンタカーで登って行ったのですが、暗すぎる山道で、何度も死を覚悟しました…。妻も、同じように震えていたということで、本当に申し訳ない旅だったなぁと思うばかりです。

そんなこともあって、翌朝の清々しさと、湖の神々しさに感動して、思わずパノラマ写真を撮っていたのでした。あの少し寒くてキリッとした空気、とても心地よかった。いつか思い出を辿る旅、のんびり出られたらいいなぁ。


青森といえば、りんご。かわいいサムネイル、infocusさんありがとうございます!


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