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chiharuna3
おかえり
秋の気配が濃くなっていくと、なんとなく浮かれていた夏休みシーズンも終わり、仕事がふわっと忙しくなるような季節になります。
日々の忙しさから離れて、通勤電車で読む小説は至福の時です。現実離れした物語も、自分のとなりで起こっていそうな身近な話も、ひとときの癒しの空間を作り出してくれます。
ふらりさんが企画した「ひみつ文庫」。僕の前回の投稿が、個人的にはもうちょっとだったと思ったので、第二弾を書いてみます。
企画の趣旨は、こちらをご覧ください。
・紹介したい本にまつわるキーワードを3〜5つnoteの記事に書く。
(すきなセリフ、主人公の特徴、世界観などなど…)
・投稿した記事のコメント欄に、自分でタイトル・作者名を書く。
※タイトルを当てるゲームではなく、本の紹介企画です!
・記事に #ひみつ文庫 とタグをつける。
・この記事のリンクをのせる。
僕の読書人生を変えた、大好きな作家さんの一冊を。
赤い屋根のお店
渡せなかったクリスマスケーキ
帰りたくなる街
タカラジェンヌの父親
家族の物語
もともと、とある鉄道会社(4番目のキーワードがヒント)の創立記念に書き下ろされた物語なのだそう。フリーペーパーで読めていたのかと思うと、沿線の方が羨ましくなります。
それを中心に短編として幾つかの物語が編まれ、繋がった作品になっていました。
温かな家庭、温かな街、目の前で描かれる世界は幸せに満ちて、とても綺麗でした。家族や暮らし、街の緩やかな人間関係が、とても優しい視点で描かれ、自分の暮らす周りのことを信じられるような、励まされているような気持ちになりました。
ひょっとすると、いつも乗っているこの電車にも、そんな沿線の街があるのかも知れない。
幸せの味、それはきっととても甘くて優しいはずです。
電車を降りて、家族へのお土産を買って帰りたくなる、そんな作品でした。
どうぞ、召し上がれ。
(作品名は、明日の朝、コメントしますね。)
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