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ニューヨークでニホンゴ

年末に放映されていた”金曜ロードショー”。ホームアローン2がとても印象的でした。当時は主人公のケビン側で見つめていた作品が、旅先で「!!!」となる親の心持ちが分かるようになるとは…。

クリスマスツリーの前で、ケビンと母親が再会する場面が強烈に印象に残っていて、ニューヨークでその場所を見かけたときに、思わず「うわぁ!」と声を出してしまいました。

タクシーで通りかかる。何度もこの写真使ってるなぁ

友人と行ったときには、朝起きてから着込んでセントラルパークを歩いたことを思い出します。近くの店で、朝ご飯にベーグルを買って、たっぷりのコーヒーで体を温めていました。広すぎて、公園のほんの一部しか観られていませんでしたが、芝生や城、小さな動物園などがあったことを思い出します。

友人は、僕と行った前の年にもニューヨークを訪れていて、2度目の旅行ということもあり、僕はのんびりと旅を楽しんでいました。前回のNY旅では同行者との行動パターンが違いすぎて、思うように観光ができなかったとこぼしていました。

しかし、旅先で「ご兄弟ですか?」と聞かれてしまうような雰囲気(中国に旅行した思い出がある)の僕と一緒ならと、2度目のニューヨーク行きに着いて来てくれたのでした。

「もつなら、これは喜ぶと思う」

と連れて行かれたのは、老舗デパートのメイシーズ。映画でも登場していました。(当時は全く思い出せなかったけれど)店内には、木製のエスカレーターがあり、当たり前のように使われ、カタカタと音をたてて動いていました。

新しいものがたくさんある街、なのかと思っていたのですが、むしろ逆でした。教会や博物館などの建物にも歴史が感じられて、新しいものはいいもの、という発想をしていた僕には驚きでもありました。

日本でも名前を聞いたことのある本屋さんにも立ち寄りました。今でも残っているのかな、なんて調べてみたら、驚きの変貌ぶり。今は日本のアイデンティティのようになっているマンガを全面に押し出しているようです。

当時、いかにも日本人的な発想で恥ずかしいのですが、このお店に行くことの理由は「日本語」でした。アメリカのお店なのに、店に入ると「いらっしゃいませ」と挨拶される、と友人が喜んでいたのを聞いて、行ってみるか、と店に向かいました。

ただ、男性だったからなのか、買い物客に見えなかったからなのか、いらっしゃいませの声を聞くことはありませんでした…。本屋に限らず、男性店員は男性客には見向きもしないのかなぁなんて思う場面がいくつもあり、日本人が親切だと言われている理由がわかったような気がしました。

ほかにも、ファッションブランド、ポールスミスのお店には、日本語を話す店員さんがいたのを思い出します。ニューヨークの旅で行って以来、ほかの国でもポールスミスないかな?と探してしまうくらい、印象的な思い出です。

言葉が通じないかもという緊張感と、日本語に出会えた時の喜びと少しの残念感、海外旅行の記憶は景色だけじゃないなぁと思い返すのでした。


どこへ行っても役に立つGoogle map。サムネイルもオシャレですね。infocusさんありがとうございます!


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