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読み専ならぬ、サポ専
3年ほど前、金巻泰蔵というクリエイターがいた。読み方は、かねまきたいぞうである。金巻さんの投稿は、基本的に誰かのnoteの引用だった。
毎日毎日、知識になったとか、役に立ったとか、そういう記事を複数(2本?)ずつ取り上げて記事を書いておられた。そして、引用元の記事に律儀にサポートをされていた。
名前の由来は、毎日サポートをしたい、という思いからだったのだろう。およそ1年間毎日投稿&サポートを行っていたはずだ。
何が言いたいかというと、僕はその方のサポートが欲しかったということだ。サポートをもらえるだけでなく、紹介もしてもらえる、なんて嬉しいことをしてくれるんだ!と、ひとり鼻息を荒げていた。
しかし、結局僕の記事は選ばれることなく、金巻さんが活動をやめてしまわれた。実に悔しいことだった。そして、金巻さん毎日毎日よくこんなことできるなァ、なんて呑気に読んでいた自分を恥じた。
大変なのは当たり前である。読んで読んで読んで、選んで書いて、一年も続けていたのは途方もないことだ。金巻さんの資金も時間も潤沢なのだろうと勝手に思い込んでいた。
金巻さんの記事には、その元の記事を読みたくなるような熱量があった。いいもの見つけたんだけど、みんなもどう?と教えてくれる金巻さんの姿勢は、サポート機能をより魅力的なものにしてくれた。
きっと当時は、多くの人が金巻さんに読んでもらえることを期待していたはずだ。僕もいくつかの記事にスキをもらったような記憶はあるものの、やはりサポートはもらえなかった。今、同じような活動をされている方はいるのだろうか。
ならばと真似したい気持ちはあるけれど、果てしないnoteの海を泳ぎながら、自分が読みたいだけでなく、他人に勧めたい記事をみつけ、さらに投稿にできるかと考えると、やはり難しい。
金巻さんが、サポートを身近な存在にしてくださったし、多くの人の励みにもなったはずだ。初めてのサポートは、嬉しいし、とても驚く。あの感動を、多くの人に知ってほしいと思いながらも、自分自身では行動していないじゃないか。
ここまで続けてきて、恩返しならぬ恩送りをしたいのに、チップになってしまったら、白々しい感じがしてしまうのは言い訳なのだろうか…やっぱり。
れおさんの企画に参加します。#思い出のサポート
サポートって、贈られた側はもちろん嬉しいのですが、贈る側もとても気持ちいいものですよね。たかが名前、されど名前。
僕はnoteが好きです。
批判するのではなく、思い出を書く。サポートに励まされた経験、ありますか。
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