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我が心のマリン
いきなりですが、ジャンボという言葉が、大きいという意味だったり、南の島の国の挨拶だったりするのは知られています。でも、航空機の愛称だったことは、もはや思い出のように語られてしまうかも知れません。
いわゆるジャンボジェットは、ボーイング社の747型であることは、かつては常識のように語られていました。(飛行機好きの間では、という限定ですが笑)
国内の主要な空港には、かならずいた彼らは、時代の流れに翻弄され、世界の空から姿を消しつつあります。
毎週月曜日には、旅の記録・・というよりは、旅の道具の記録にしました。
いまでこそ当たり前のようになった、特別塗装の機体。その先駆けとして、ジャンボジェットの機体に絵を描こうという企画をしたのは、全日本空輸(全日空)という会社でした。
1992年、会社設立以来の乗客数累計5億人を記念して、全国の小中学生から、特別塗装をする機体のデザインを募集したのでした。
2万点以上の作品の中から選ばれたのが、大きな鯨をイメージした海の仲間たちが旅をする、そんなデザインでした。
海の動物たちがあしらわれていることから、マリンジャンボ、と名付けられ、それはそれは人気を集めました。特別塗装機はその外観だけでなく、機内もマリンブルーで統一され、ドリンクを提供する紙コップもオリジナルでした。
当時、飛行機が好きだったことに加えて、鯨にも興味があった僕にとって、それはまるでアイドルのような存在になったのでした。飛行機と鯨・・・大空を飛ぶ鯨って、思い出すお話しがある方も多いのではないでしょうか。
幼かった僕は、飛行機を見たい、願わくば乗ることができないか・・そんなふうに思っていたのです。そして、家族で夏休みに北海道に旅行に行った際に、帰りの便がマリンジャンボだったことがありました。
一歩入ると、海の中のような内装に驚きました。ヘッドレストにかかっている布にも、マリンジャンボが描かれていました。
絵葉書をもらい、それに書いてCAさんに渡したことを思い出しました。何か全日空側のキャンペーンだったかサービスだったかで、絵葉書を投函してくれるサービスがあり、面白そうなので親戚に宛てて書いたはずです。
マリンジャンボは、大きなボーイング747 型機だったため、離着陸可能な空港が限られていました。あまりの人気と、地方空港からの強い要望により、747よりもコンパクトな767という機種にも、同じ塗装を施したのでした。”鯨の親子”なんて言われることもあったマリンジャンボと、マリンジャンボJr.。
あまりにも好きすぎて、小学校の図工の授業で作ることになった箱には、マリンジャンボの絵を描きました。僕はとてもよく知っていた機体でしたが、意外と知られていなくて、ちょっとショックを受けたものです(笑)
マリンジャンボでの成功があったからこそ、今のポケモンジェットに続いている、と何かの記事で読んだことがあります。特別塗装をすると、塗料の重さだけでも数トンになってしまうらしく、その分燃料も必要になります。
しかし、それを補ってあまりある人気を集めたマリンジャンボ・・また乗りたい。
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