投票日に思うこと
子どもの頃、いつも通っている小学校だけれど、親と行くのは新鮮でした。教室に入れるわけではないけれど、体育館もなんだかいつもと違う厳かな感じがして、ちょっと緊張したものです。
子どもの頃、全員が投票する日なのに、投票所で仕事をしている人は、いつ投票するんだろうなんて思っていました。それは、期日前投票という制度があるのも、後から知りました。
本当は、投票所には子どもは入れなくて、体育館の外で待っているのが理想ではあるけれど、僕は外で待った思い出がありません。むしろ父の記載台を覗き込んで、投票用紙に書かれていた名前を読み上げたこともありました(叱られました笑)。
当時、住んでいた家から小学校が結構距離があって、通学路を親と歩くのは不思議な気分でした。
公務員に転職して、投票所にいた大人たちの正体が分かりました。その自治体の職員と地域の方々だったのです。何度か僕も、投票所での仕事をしたことがありました。開票も何度も経験したことがあります。
選挙は、間違いや不正が許されないものなので、現場はそれなりにプレッシャーがかかります。
選挙の日の慌ただしさ、裏側のようなものを知りつつ、投票に行くのはとても気持ちの良いことだと感じています。
子どもができて親になると自分が思う良い社会は、身の回りよりも、遠くへ、より長く続くようにと思うようになりました。
たったの一票ですが、それを投じるために、いくばくかの勉強をしたり、自分の考えを整理したり。
もし自分が経営者だったら、誰を雇うか、そんな視点で選んではどうかと知人が提案していました。政治は生活とつながっています。
自分自身が暮らしやすい社会、未来の子どもたちが笑顔で暮らせる社会、誰と実現させたいか、みたいなことを考えた時、誰もいない、それはいまや無くなるくらい、さまざまな候補者が出てきている印象です。
なかなか報道の仕方や、どんなふうに接しているかによって情報量が違っていることもあるかも知れません。
ボートマッチ(簡単な質問に答えて、どの政党や候補者が、似ているかを教えてくれるサイト)などを活用されて、どうか投票に行ってほしいなと、思うのでした。
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