祭りに行って、祭りが来た
僕の住んでいる稲城市と川を挟んで隣り合っているのは、競馬場のある街、府中市です。社会人になった時に1度だけ府中競馬場に行きましたが、それ以来行ったことのない場所です。結婚して、こんなに近くに住むとは思っていませんでした。
府中には、大きな欅並木があります。大國魂神社と言う大きな神社への参道として作られたものですが、実際に歩いてみるとその大きさや規模に驚かされます。昔からあるものを、ずっと残すことも大変なことですし、神社が愛されていることが伺えるのです。
大國魂神社は、昨年のオリンピックでロードレース(自転車)のコースとなった場所。神社の参道を選手たちが走り抜けていく様子をテレビで観た方もいるかも知れません。
どの神社でも、季節ごとに例大祭といったお祭りが行われるものですが、大國魂神社では何度もその機会があり、7月は「すもも祭り」が行われています。7月20日がその日なのですが、感染症が流行る前までは、毎年その7月20日の1日だけの祭りでした。土日なら行けるけれど、平日になるとなかなか難しい。
すもも祭りでは、すももの販売もしているのですが、「烏うちわ」が販売されるため、とても賑わいます。烏うちわは、黒地の紙にカラスの影が描かれています。近年では、うちわのほかに扇子も作られていて、普段使いにもできるのかも知れません。
我が家では、なんとなく毎年のようにその団扇を更新しています。お祭りが平日の時は、事前に社務所で取置きをお願いしてみたりしましたが、この感染症が始まってから、密を避けるためお祭りの日程が3日間に増えたこともあり、休日に家族でお参りに行って購入する、といったことができるようになりました。
大國魂神社は、ご近所の大きな神社と言うこともあって、子どもたちのお宮参りや、七五三でお参りをしている、我が家にとって大切な神社。お祭りがなくても、ふらりと立ち寄ってみたりする神社なのです。
すもも祭りなので、境内ではすももが売られていましたが、以前見た時は地元産のものではなく近県の山地から農家さんが売りに来ていました。それ以来、あえて買わなくてもいいか・・と、買わなくなりました。
すもも祭りから数日後・・、我が家のすもも祭りが始まりました。noteでお知り合いになった、たごさんのいる「あおきえん」さんから「すもも」がやってきたのです。すももの中でも大きな品種「貴陽」。
大きいと知ってはいましたが、予想以上に大きくて、そしてとても甘かった。きっと育てるのは大変な品種だろうなと思いながらも、今まで食べていたすももとは、全く違う”すもも体験”でした。
写真には対照がないので、大きさが伝わりにくいのですが・・とても大きくて、そして皮を剥いて食べると、とても甘かったです。昨年、注文できなかったこともあって、今年は勇んで注文。
近所の神社のすもも祭りから、自宅のすもも祭り。昨年の反省から、勢い余って2箱を頼んだので、まだ続きそうです。たごさん、ありがとうございました!