〇〇そうな男子1位 #私も家事が好きになる
家事なんて、今更語らずとも広範で深淵な世界であり、価値観の違いで幾つでも生まれるし、家庭によってさまざま。家事代行サービスも、もはや特別な存在ではなくなりつつあります。
家事は、文字通り家のこと。物理的な建物としての家に関連した事だけでなく、家族関係の世話も家事です。
家事について、家事が好きかどうか、好きな家事・苦手な家事、家事分担のあれこれ、当たり前の日常の中に、家事があります。結婚して、家族が増えて、家事が増えたりもします。
本田すのうさんの企画(私設コンテスト)に参加する投稿です。#私も家事が好きになる
唐突だけれど、僕たち夫婦の結婚披露宴の話をさせてください。
お色直しのタイミングで、ゲストのみなさんに観てもらった映像がありました。いわゆるプロフィール動画で、夫婦で編集しました。
写真をスキャンして、並べて、動かして、音楽をつけて、テキストを添えて、数分の動画を作ったのでした。その中に、小学校の卒業文集の画像がありました。
その画像には、「何でもランキング」と題し、クラスの誰がそのイメージに合うか、アンケートを取り、発表したページが映っていました。
「〇〇な男子」のコーナーには、僕の名前があったのです。
面白く観て欲しかったので、カメラで写すように、下位から画像を動かして、最後に〇〇の部分が明かされる仕掛けでした。
3位 ⬜︎⬜︎君
2位 △△君
1位 もつ君
いた!しかも1位って。
「なにが1位なの?」
名前が映ってから、数秒映像が止まり、観客の期待が昂まります。スクリーンに注目が集まったところで、映像が上に動きランキングの答えが登場します。
《家事が得意な男子》
えぇー!わぁー!あははは!
会場は驚きと笑い、そして納得感(?)、ざわざわと賑やかになりました。
作戦は成功しました。
当時、動画を撮っていてくれた友人から、この時の様子を観せてもらいました。
小学生の時、確かにほかの男子よりは家庭科が得意でした。
それというのも、両親が働いていたこともあり、帰宅してから夜まで時間があるので、味噌汁を作ったり、ご飯を炊いたりしていたのです。
兄弟たちの布団も敷いて、洗濯物も取り込んでいました。掃除機もかけていたような…。
また、まだ保育園に通っていた弟のお迎えにも行っていました。友達と遊んだ帰り際「弟のお迎えあるから!」と自転車で去っていく小6男子。
我ながら、確かに、家事が得意そうに見えます。
披露宴の翌日、出席してくださった先輩ママが、「小学生で家事が得意って!どうやったら、そんな子に育つの?」と勢い込んで聞かれました。
僕としては面白ネタだったのですが、親となった今、僕自身もそんな子どもを育てたいと強く思います(笑)
手伝いしてよ!なんて言葉を投げかけても、子どもたちは動いてくれません。でも、何か手伝ってくれた時「ありがとう、助かったよ」と、伝えたらパッと表情が明るく誇らしくなるのも知っています。
家族はチーム。まだまだメンバーの年齢が低いので今は親ターンですが、いつの日か、誰かに似て、家事が好きな子どもたちに育ちますように(笑)