ローカルフライホイールを回す
今年もミュージック寺スが終わりました!
早速振り返りたいなーと思います!
・ミュージック寺スは実験場だった
今年もてんやわんやで反省点が相変わらず多かったんですが、2年目ということもあり、手応えもそれなりにあった回でした。
と、言うのもそもそもローカルには共通のベクトルを持った人同士がつながることはとても難しいと思っていて、でもその中でローカルで豊かに暮らす、いのちを豊かにしていく上で、つながることは家の基礎を作るようなものだと思っています。
ミュージック寺スではつながりを作りたい人、面白いことをしたい人、音楽をしたい人がジョインして、どんどんつながっていく事が一番の目的ではあったんですが、今年もつながっていく現象が起きていたし、目的は達成できたと思っています。今回もミュージック寺ス大成功でした。
何よりDJ教室、プロジェクションマッピング、ライトアップ、色んな実験ができていたのも良かったなーと思いました。運営スタッフ(兼演者)が「こうやったら面白そう」「こんなことやってみないか」というトライがめちゃめちゃ面白くて、準備の時は主催しておきながら「これ行けんのか?」って思うこともあるんですが、いざ本番になってみたら面白くてたまらないから不思議。
今年ジョインしてくれたササキタカシさんが「色んな実験をしたくて色々持って来ちゃった」と言われた時にその言葉が妙にしっくり来ました。
そうだよなぁ。
こういうトライが引き出しを増やしてくれるし、面白いなーって直感的に思いました。こんな面白い事を運んできてくれる仲間には感謝しかありません。
・自分がぶっ飛んだことをやらないと踏み込んだ企画なんて持っていけない
帰ってきてから3年。僕は「お寺でこんなことやっていいんですか?」って言われることを沢山やってきました。(公序良俗に反しない範囲でね!)ちょこちょこと事ある度にお寺に今までご縁のなかった人から言われました。いい意味の驚きを込められる場合がほとんどですが。
ただその認知がお寺のお檀家さんじゃない方にどんどん広がっていくのを感じていて、去年のミュージック寺スからその雰囲気がギュンと加速した気がしていました。そして今年の寺スをやって気がついた事があります。
多分ぶっ飛んだことやって発信しているから、たらればの話もガンガンしてもらえるし、これくらいなら言っても許されると思ってもらえるのかなと感じています。実際にそういう活動が引き寄せてくれたのか、PVの撮影に来てくれたチームさんもいました!
クラブハウスとかツイッターでも「お寺でこんな事できますか?」と気軽に聞いてくれる方がどんどん増えていて嬉しさが年々増しています。うん、地元に戻ってきた方が楽しいじゃんね。
・ローカルフライホイールを回していく
楽しさが増してきている今、この現象はなんなんだろう?と思っていたんですが、YoutubeでAmazonの紹介をしているあっちゃんの動画に遭遇。
そこで出ていたフライホイールという考えに何か近いなと思った。
自分なりに考えたフライホイールはこんなものです。
ぶっ飛んだ事をやって→色んな人が出会って→その人たちがつながって体験を共有して→次の企画を考えて→またぶっ飛んだ事をやる
これが続くと面白い。そして次の企画を考えている時あたりにまた仲間が増えて、思いもしなかった企画を持ってきて、より企画が面白くなる。
周りのどんどん大きくなる企画やチームに起きているのが大体これだと思います。
意図しているか否かはどっちでもいいんですが、多分東京や札幌、都市部ではこれが普通に起きてるんだと思います。でもオンライン化とコロナ禍で潮目が一気に変わったように感じています。場所が関係なくなりつつある。
でも依然としてリアルは強い。スピーディーな情報共有から反映される、スピーディーなビルド、そしてスピーディーなロールアウト。とてもじゃないけどリアルで強固なシステムとネットワークを持っている人やチームには敵わない。
けど敵わないからボーッとしている訳ではない。敵わないなら違う戦い方をすればいい。オンラインを存分に活かして、見せつけたらいい。思いを発信したらいい。そしてたまにとびきりスパイスの効いた一発をかませばいい。ミュージック寺スは本当にハイセンスでやばい人たちが集まってくる。そういう人たちが集まって、つながって、またアクションを起こす。このフライホイールだけは止めちゃいけないと思った。
・リアルでつながっていく所を見るのは本当に嬉しい
まぁ色々小難しいことは言いましたけど、リアルには敵わないのは本当。でもその恩恵を受ける時だってあります。
こんな感じでリアルでつながった痕跡が見えるのは後から見てもとてもホクホクするし、リアルでその日その時につながっている場面に立ち会えることほど幸せなことはない。
もっと面白くなりそうだなと感じさせてくれたミュージック寺ス。そしてそれに関わってくれた全ての人に、改めて感謝なのでございます。