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瑞祥のかたち 皇居三の丸尚蔵館
ずっと行ってみたかった
皇居三の丸尚蔵館に行ってきました。
現在は「瑞祥のかたち」をやっています。
いわゆるお正月展示ですね。
縁起のいいものをいっぱい見てきたので
いい事ありそう(*・ω・*)
以下に気に入った展示物を貼ってみる。
1.旭日波濤図并賛
(きょくじつ はとうず ならびにさん)
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/170375415/picture_pc_7c51579d54530b6b0aceb36d176de02e.jpg?width=1200)
波のうねりと青色の美しさと、朝日のバランスが素敵だなと思った作品。
賛には、
このような美しい光景には一年のうち何度も逢えない、と詠われている(展示より)
★ちなみに、賛とは
ある人がその絵を見たことや、その絵に対する評価を絵の余白に書いたもののことをいいます。
だそうです!!知らなかった〜!!!
また、自画自賛という言葉は、
自分が書いた絵に自分で評価を書くことが語源になっているらしい。なるほよ
2.旭日鳳凰図
(きょくじつ ほうおうず)
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/170376213/picture_pc_7b95b75ff8c745b1fb81fe919950c954.jpg?width=1200)
伊藤若冲!
ゴツゴツうねる岩に当たる激しい波しぶきと
旭日に向かって踏ん張り大きく羽ばたく鳳凰
カッコよすぎる……!!
今回の見どころとして
事前に調べていた絵ではありますが
さすが伊藤若冲
実物を見ると予想を超えてきました…
3.日出処日本(ひ いづる にほん)
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/170376572/picture_pc_7815c7f38f0461bc7d846b894160b3f0.jpg?width=1200)
横山大観!
もうタイトルからカッコイイんだよな。
今回、特に目を引く展示品でした。
言葉で言い表せない、のめり込んでしまう良さがあるというか。
言葉で言い表したくない、ずっと引き込まれていたい気持ちにさせる、
強いパワーを持った作品でした。
あと、大きいからしょうがないのですが、
この作品の為だけにガラスを接続して欲しいと強く思います。
ほんのちょっとのノイズではあるけど
この作品の美しさを邪魔しちゃうんだよな…
あと、四方にシワがあるのが気になりすぎる…
4.陶彫唐獅子(とうちょう からしし)
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/170377760/picture_pc_b51c30799f5c48a3006dd2e9db42212e.png?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/170377777/picture_pc_5be78060d3fa76ac820ae039ecd6d72f.png?width=1200)
こちらは、なんとも言えない表情が愛らしくて気に入りました。
唐獅子のもふもふ感もたまらん(*´﹃`*)
ブロンズ像のように見えますが濃緑色の釉薬がほどこされたやきものです。(展示より)
やきもの!!?デカ!!
★ちなみに釉薬(ゆうやく)とは
陶磁器の表面を覆うガラス質の膜のこと
釉薬を使うことで陶磁器を丈夫にしたり、
色をつけて表現の幅を増やしたりできるらしい
★ちなみに唐獅子とは
「唐獅子」といっても、実際は唐の地(中国)に、ライオンは生息していません。
インドやペルシアなどで生み出されたライオンの造形がシルクロードを旅し、最後には唐を経由して奈良時代のわが国にもたらされたのです。
平安時代には、唐子は天と対として認識されました。舞楽に取り入れられ、また天皇の玉体を守護する存在として御所内の楽賞殿や清涼殿に安置されました。仏教では護法の象徴として、武家社会では武勇の象徴として好んで描かれます。ライオンが生息していないにもかかわらず、わが国にはおよそ1300年もの唐獅子の伝統があります。
カッコイイが好きなのは万国共通ってことが分かり
うれしい
5.鶴巣籠置物(つるすごもり おきもの)
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/170377987/picture_pc_bad131ef1166a29fbd284c855e523e0c.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/170377985/picture_pc_3954177f8144077baff0c9158ad42350.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/170377986/picture_pc_45f153fe8d6839b9bc66c02245778b99.jpg?width=1200)
モチモチ
最後に
このたび1番に感じたのは
さすが皇居のお宝、保存状態が良すぎ!!!!
ってことだったりします。
発色は良いし、傷が見当たらないし。
数百年前の物を含めた作品群が、
全体的にここまで綺麗な状態で見られることってあんま無い気がする。
あと、これは分かっていたことなんですが
作者が豪華すぎる……
しかも、献上されてる……当たり前だけど……
頭で分かっていても、すげぇって声出ちゃう。
こんなに素晴らしい国のお宝の数々を
一般市民に公開してくださってありがてぇ〜と
感謝しつつ、後期も行くか検討中ですわ。
ちなみに…
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/170945883/picture_pc_09a6310afb61b466fd7325d749e00c78.png?width=1200)
パネル?が1枚1枚丁寧に貼られてる光景を想像しちゃう
皇居三の丸尚蔵館の建物はこんな感じでした。
現在の建物と繋がる部分が工事中で、
2026年に完成するそうです。
たしかに展示スペースが気持ち小さめだったので、(このくらいが良かったりもする…)
完成が楽しみです!