ちょっと裏話
「そん時はすきやったんやろたい」
で済ませてしまったんですが
実のところを掘り下げていくと
やはり自分の生い立ちや、その当時の自分の状態に行きつきます。
あまりにも
ダメ男の吸引力がダイソン並みなので
これはさすかに自分にも問題があるだろうと
自己分析して向き合った結果
アダルトチルドレン
というものがあると知り
簡単にいうと
機能不全家族や虐待家庭で育った人が陥りやすい症状です。
自分の場合
やはり子どもの頃に満たされなかった部分を
別のところで満たそうとして
彷徨いつづけて
依存的になっていたんだろうと。
それが
ギャンブル、薬物、アルコールetc
どこに出るかは人それぞれですが
対人間になると余計にややこしくなります。
「共依存」になります。
そして
希望的観測。
例えば
うちの母親でいうと
ダメオヤジとわかっていながら子どもを4人も作ったのは結局
「こどもが生まれたら、この人はきっとまともになってくれるはず」
という希望的観測です。
それを4回繰り返しただけです。
あとは無意識にダメ人間に依存させ世話をすることによって
自分の存在価値を確認するのでしょう。
結局オヤジは変わらないので
最終的に離婚しました。
親の都合で振り回されただけで
子どもからしたらふざけんなですよね。
自分の場合ですが
1度目の結婚の時は
「お互い生まれ育った家庭でつらい思いをしたから
自分たちはそうしたくないよね。
そうしないようにしようね。
楽しい家庭を作りたいね。」
その言葉を信じたわけです。
その前からギャンブルや借金などなど
判断材料はあったはずなのに
冷静な判断よりも目先の言葉を信じました。
こどもができて結婚して
ふたあけてみれば他にもボロがでるわでるわww
持ち前の我慢強さと自己犠牲の精神が裏目に出て
最終的にありえない裏切りで離婚することになったわけです。
これはさすがに
息子にはまだ言えません。
離婚した理由として
その過程にはギャンブル依存や金銭トラブル、DVなどがあったと一応事実として伝えてはいるけど
離婚の決定打になったほんとうの理由は
あまりにもえげつないので、受け止めきれるかどうかもわからないし知らなくていいこともあると思います。
2回目の結婚の時も
似たような感じで
当時小学2年生の息子の「お父さんがほしい」という願い。
寂しい思いをさせている、不憫な思いをさせているいう自責の念。
その時、精神的にもボロボロだった自分の親としての不甲斐なさ。
そして相変わらず、暖かくて楽しい家庭がほしいという自分の満たされなかった願い。
そんな時に
「お互いバツイチで相手から裏切られたつらさとか離婚のつらさがわかるよね。
離婚したことで子どもたちに寂しい思いをさせてしまったし
今度こそ幸せになろうね」
さすがに、2度目なので考えはしたけど
結局、時間をかけることよりも冷静な判断よりも自分の弱さが勝ちました。
その時は自分の弱さなんて自覚もなく
ただ言い聞かせるだけ
「次はきっとうまくいく
信じよう」
それもよかったのは最初だけで
またボロがでるわでるわww
その時は
“まさか元嫁に不倫された側が
子どもをひきとって育てている側が
そんな人だったとは”
なんて思いもしなかったのも事実。
それくらい
“モラハラ”
は非常にわかりにくいものだと
その時はじめて知りました。
DVにしろ虐待にしろ
直接暴力を振るわなくても「死ね、バカ」などの直接的な言葉の暴力はなくても
精神的にネチネチネチネチ追い詰めるやり方は存在しています。
ほんとうに
自分のバカさにはほとほと嫌気がさす出来事で
すが、それでも
元虐待サバイバーのカンがピンときたのがせめてもの救いで
バツ2になろうが周りからどう思われようがなんと言われようが
自分と我が子の身を守るために逃げました。
その時は妊娠8カ月でした。
色んな所に相談もしたけど
その相談窓口すらモラハラなんて言葉は知らず
「再婚同士だから色々あるとは思いますが、赤ちゃんが生まれたらきっと関係もよくなりますよ。今は妊娠中だからお母さんの身体も心配ですし、一度戻ってみては。」
その言葉にまたまたサバイバーのカンはピンとくる。
心配なんかしてねぇくせに
浅はかなマニュアル通りの言葉かけて丸く収めたいだけだろ。
似たような言葉
何度も聞いてきたでしょう?
「お母さんも女手一つで育ててて大変なんだから、わかってあげて。話し合ってみて。」
「子どもを愛さない親なんていないよ。」
「男ってそんなもんだから。甘えさせてあげて。男をたててなんぼでしょ。
あなたがしっかりしなさい。」
長女だから
お母さんだから
しっかりしなさい
我慢しなさい
耐えなさい
それをしてきてそれでも話し合いができない人間は存在してんだよ。
限界だから
今こうやって助けを求めているのに。
世の中に対して
失望しかしない。
相変わらずな世の中だな
と思うと同時に
自分の直感に従った。
赤ちゃんが生まれてから?
ありえない。
今でこそモラなのに、生まれたらからといって関係がよくなるわけがねえだろ。
モラハラはな、相手が身動きがとれい状況になって本領発揮してくんだよ。
生まれたら余計自由がきかなくなるだろ。
腹ん中に入ってる今、動くしかねえだろ。
そこらへんのステップファミリーと同じじゃねえんだよ。
カンはあたりで
逃げてから離婚成立するまでの相手のめちゃくちゃな言動を見ていたら
ますます確信に変わるだけでしたね。
自分の直感に従わなかったら
その時、周りの無責任な説得に負けていたら
2回も離婚するなんてと周りにどう思われるか気にしていたら
今頃どうなってたんだろうな。
実際
バカにされました。
軽蔑されました。
影でなんか言われてたのもわかってます。
自分が反省するところは反省するけど
自分がその判断を下して自分たちを守るために逃げたことは誇れるとこだと思ってる。
悲しいかなそういう人って近くだろうが遠くだろうが存在してて
何もしらねーくせにうるせえよとしか言いようがないですね。
1番わかってほしかった人にわかってもらえなかったのは悲しいけど
おかげで強くなりました。
最後に
「そん時はすきやったんやろたい」
ほんとうにそうだったのかな。
極端な言い方になるが
“ひどいことをした側、された側”
カタチは違えど
自分の弱さに負けて
自分の欲求を満たすために
相手を利用したのは
自分も同じだったのかもしれない。
ほんとうの優しさや愛を知らずに育ったゆえ
自分の未熟さと向き合ってなかったくせに理想だけはあったな。
周りの大人は誰も教えてくれんかったけど
我が子が教えてくれました。
これらの出来事も
マイナスと捉えマイナスのまま終わらせるか
いい勉強をさせてもらったと捉えてどう生かすかも
自分次第だな。
というお話でした🌝
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