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フランス語が話せない理由
本格的にフランスに住みだして一年が過ぎました。
フランス人彼氏とフランスに住んでいるというのに、フランス語はほとんど喋れないし聞き取れないし、まるっきりダメ。(食いしん坊なのでパン屋さんでクロワッサンとパンオショコラくらいは買えます)
レストランでも病院でも行政関係の手続きでもフランス人彼氏の助けを駆使し、フランス語を使わずに一年生きてきました。
だってだいたいみんな英語喋れるんだもん。
正直自分でもなんでこんなにフランス語に対して拒絶反応が出るのか、よく分かっていません。
そもそもフランスに対して何の憧れや期待もなく、フランスに住むつもりなど毛頭なかったからか
フランス語の発音やら文法やらがあまりに難しくて心折れてるのか
まあ理由はいろいろあるけれども、結局どれも言い訳なんだよね。
彼のマモンからは会うたびに「フランス語しゃべれるようになったか」とせつかれますが、あははは〜と笑ってごまかし。(マモンとは少なくとも週1回は会うので結構な頻度)
彼との会話は完全に英語。
たまに彼がフランス語練習しようよ、と言ってきたりフランス語で話しかけてきたりするけど、
「うるせえよ!」「気分じゃないんだよ!」「キライ・・・(日本語で言う)」
ってがっかりさせちゃう。
初期の頃は彼とフランス語で話す練習してたんですけどね。
偉そうなんですよ。やつは。
「そうじゃない!」「発音また違う!」
って一から十まで指摘してくるのはまだしも、間違えるとバカにしてくるのにイラついて(本人は全く悪気ない)辞めちゃったんだよね。
マモンも彼が私とフランス語で会話しないから私のフランス語が上達しないんだと息子を責めてたので、
「だって息子くん、意地悪なんだもん。私がフランス語喋るとバカにするの」
とかわいそうなジャパニーズガールを装って全部彼のせいにしておきました。
彼のせいにするのは簡単なんですけどね、話せないと困るのは自分なので。
英語勉強した時ってどうやったんだろう?と過去回想。
私は26歳で日本での仕事を辞めてアメリカのカレッジで留学したのですが、当時英語は全くできませんでした。
フルタイムの正社員で仕事大好き人間だったので、8時から19時、20時頃まで仕事、土曜日もたまに出勤。留学行こ!と決めてからも勉強する時間はあまり取れませんでした。
やったのはテキスト買うこと。開きはしない。買って満足。
テキスト勉強キライ。
と言うわけで結局一番有効だったのは、ドラマ視聴。
私はアメリカのコメディ大好きなので、The Big Bang Theoryとか、Friends、The Office、How I Met Your Motherとかよく見てました。
中でもThe Big Bang Theoryがいちばんのお気に入りで、セリフ覚えるくらい見た。ペニー大好き。
コメディ見るとジョークとか面白い言い回しが身につくのでおすすめ。
と言うわけでフランス語のテキストは置いといて、フランスのおもしろドラマでも探します。(アメリカのドラマをフランス語で見るの苦手。声違いすぎて、、)
そういえば夏休み暇だったからLingoda(オンラインレッスン)やってみたんだけど、丁度オファーの時で、グループレッスン20クレジット分の料金で個人レッスンが20クレジット付いてきたのでお得感ありました。
グループレッスンではなんだかみんな同じようなレベルなんだなあ〜苦しんでるの私だけじゃないよね〜と思えて◎
個人レッスンは喋る機会も多いし質問もしやすいし、先生独り占めなのでやりやすいです。個人的な話ししてくる先生もいて面白かった。
『継母と同居しててしんどい。継母追い出したい』ってひたすら愚痴ってくるアルゼンチンかどっか在住のフランス人講師もいたり。
最近は彼におねだりしたい時にフランス語を使うようになった私。
"La viande…"(肉・・・)
って言うと、「お肉食べたいの?僕のプリンセスお肉食べたいの?OK!今日はお肉食べに行こう!」
(・・ちょろい)
"Tu es méchant…"(意地悪・・・)
「僕いじわるだった?悲しくなったの?ごめんね。今から優しくなるから!」
(・・ちょろい)
”Je m'en fiche!”(どうでもいいわ!)
「おおーマイラブがフランス語喋ってる!嬉しい!」(喧嘩の真っ最中)
フランス語ちょいちょい挟むだけで簡単に操られちゃうちょろいうちのフランス人ですが、法律関係の仕事をしているので、ルールや文法にうるさくお堅い言葉も得意なめんどくさいやつです。
フランス語じゃなくて英語で会話したいのもそれが理由の一つ。英語なら口喧嘩勝てちゃうんだけど、フランス語だと完全に勝ち目ないもんね。
フランス語で彼を言い負かすのが今のところの私の夢です。負けないぞ。