コールのある飲み会は嫌いだ~たまには断ったっていいじゃない~
「この場所、居心地良くない」
HSP気質の私は、外に出るとよくそう感じることがある。
周りを気にせず大声で話している人たちがいる喫茶店、店員さんに態度の悪い客のいるお店、コールや飲みゲーでが多発する飲み会。
居心地が悪い。
(コールや飲みゲーに関しては、やっている人たちを否定したいわけでなく、単に私が苦手なだけ)
※この記事の言いたいことは最後の方にまとめています。そこにたどり着くまでなぜかこんなにも長くなってしまいました。お時間ない方今すぐスクロールしてください笑
大学生の時、飲み会はあったけれどコールなどがあるサークルではなかったため、そもそもそういう雰囲気に慣れていない。
一度バイト先の飲み会で目の当たりにしたことがあるが、先輩たちに守られ私はただ眺めていた。
その時初めて、「あ、私はこういう場所得意じゃないな」と気づいた。
お酒を飲むことは好きだし、少し酔ってテンションが高くなって、楽しいね〜!となるのは好きだ。
でも、私が好きなのは、好きな人たちと美味しいお酒を飲んで、昔話で盛り上がったり、仕事について語ったり、これからのことについて真剣に悩んでみたり、友達の彼氏の愚痴を聞いて慰めたり、そんなことが好きなんだ。
人の本心や弱音や、お酒の場所だからこそ見えるその人の人となりを見たい。
美味しくない度数の高すぎるお酒を飲んで記憶を飛ばしたり、急に始まるゲームでお酒を煽られたりするのは苦手だ。
社会人になって飲み会に参加した時、私の周りには割とそれが得意な人たちが集まっていた。
所謂飲みサーと言われるようなサークルにいたという人や、そういう飲み会じゃなきゃ楽しくないという人が割と多かった。
そのため最初はそこに馴染むために、少し頑張ってみたりもした。
でもやっぱり、わかるんだ。私今、顔引き攣ってるなぁとか、うまく笑えてない気がするなぁとか、これ絶対帰ったらドッと疲れがくるなと。
案の定家に帰ると我に返って、何の時間だったんだろうと虚無感に襲われる。
もちろん、人との繋がりを作ることや付き合いもあるので無意味だったとは思っていないが、楽しみ方がわからない。
社会人に慣れてきて悩み事が出てきた時、誰かに相談したかった。
でも私が当時相談を持ちかけた人は、お酒を飲むなら仕事の話はあまりしたくないとか、真面目な相談事とか面白くねーとか、そう言われてしまってできなくなった。
もちろんそういう人ばかりではないだろうとは思っていたが、まだそこまで他の人を知らない新入社員にとっては少し辛いものだった。
今思えば、後々私が相談できそうだなと感じた人も、私のようにあまりそのような飲み会に参加していなかった人のように思う。
私が苦手な飲み会は、人によってはそれがストレス発散になっている人もいるのもわかっている。
普段何かを我慢して働いて、吐き出す場所が他になくて、だからお酒の力を借りて叫んだり騒いだり、記憶を飛ばして一時的に自分を解放する。
それも一つの自己防衛。
でも私は、料理を作って好きな人とご飯を食べながらくだらない話でお腹が捩れるくらい笑ったり、急に散歩に出かけたり、心を許せる人たちと昔話に花を咲かせたり、時には悩み事を相談しあったり、そんな時間を過ごしたい。
それが私の発散方法の一つ。
だからある時から私は、わざわざ心がすり減る場面に自ら赴かなくなった。
飲み会にも誘っていただくことは嬉しかったが、その時の自分の状態に合わせてうまく断ったり参加したりしていた。(会社で生き抜くために必要な付き合いもあったのでそういう場合は参加した)
付き合い悪いと思われるかなとか、ノリ悪いと思われてるだろうなとかそういう心配事もあったが、これも社会で自分を守る一つの方法だと思うようにしていた。
案の定、よく飲み会を開催しているグループの上司からの扱いが変わった。
こういうのって大人になってもあるんだ と嫌気が差したが、そんな大人に私はならないと割り切って、気にしないことにした。
冒頭に書いた、雰囲気のよくないお店に関しても同じだ。
何度行ってもお客さんの雰囲気が悪かったりすると、次第に足が赴かなくなる。
その日たまたま雰囲気が悪い時に居合わせてしまった場合は、いつもよりも早めに退店する。
そうやって、マイナスなエネルギーを受けないようにしている。
HSP気質とわかって数年が経ち、対処法がわかってきている。
自分は全く関係なくとも、大きな声で怒っている人がいる場所や雰囲気が悪い空間では自然とエネルギーを使ってしまう。気にしなければいいという人もいるが、それができるならそもそもHSP気質ではないだろう。
だからもうそこは割り切って、その場から少し距離を置くことにしている。
それでいいんだ。
HSP気質でない人からすると、HSP気質の人の行動や価値観は理解し難いかもしれない。
そんなの気にしなきゃいい、なんでそこまで考えちゃうの、付き合いなんだからとりあえず合わせとけばいい。
そんなふうに言われることも多い。
もちろん時には、普段は避けるような場面も経験することで得られることもあるが、わざわざ毎回そんなリスクは犯さなくていい。
ただでさえHSP気質の人は、断ることが苦手だったり、相手を気遣って合わせたり、雰囲気の悪さを改善しようと間に立ったり、そんなふうに自己犠牲することが多いのではないだろうか。
気にするなという人が乱した空気を無意識のうちにそういう人が整えているから成り立っている場面にもよく遭遇した。
だからたまには自分のために、自分を守るために、断ること・距離を置くことも必要だと思っている。
わざわざこんなことを書いているのは、相談できなかった過去を愚痴りたいわけでも、HSP気質ではない人を否定したいからでもない。
私の記事を読んでくださる人の中には、HSP気質さんが多い。
今もしかしたらちょうど、私が経験した悩みと同じようなことを思っている人や、それこそよくわからない飲み会で気を使いすぎて疲れて帰って来た人がいるかもしれない。
いつも断れず自分をケアする大事な時間を犠牲にしている人がいるかもしれない。
そんな人に、たまには自分を優先してあげてねと言いたくてこれを書いている。
人以上に普段から気をまわし、コミュニテイが和やかに円滑にまとまるように人の表情や気持ちに寄り添い、これも経験だとなんでも頑張ってしまうあなたへ。
たまには自分のためだけに、付き合いを断って自分自信を気遣ってあげてください。
断ったって、意外と周りはさほど気にしていなかったりするんだから。
大丈夫です。
これだけ言いたかったのに、長々書いてしまうのが私の癖です。
いつも読んでくださっている皆さん。いいねいただくだけでなんだか仲間がいる気持ちがして本当に嬉しいです。ありがとうございます♡
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