おはぎを作るのをやめてみた
お彼岸にはおはぎを作って、皆んなでいただきます。
あんこ大好き、おはぎ大好きです。
子どもの頃、おはぎを食べる時に祖父が話していました。
「おじちゃんが子どもの頃はおはぎっていうのはこーんなに(子どもの顔くらいの大きさを両手で作ってみせる)大きかったんだ」
「え〜、そんなに大きなおはぎなんてあるの?」
「甘いものは滅多に食べられないから、おはぎは特別大きかったんだよ」
というような会話が交わされていたのを思い出します。
幾ら何でもそれはないでしょう?という大きさですが、それ位に感じるほどお砂糖を使った食べ物は特別たったという事なのかもしれません。
私が子どもの頃食べていたのはちょっと小ぶりであんこが薄め、少し水っぽいこし餡で、と書くと美味しくなさそうに感じるかもしれませんが、サラッと食べやすく、今でも懐かしい味です。
結婚してあんこを炊くようになってからは、おはぎは自分で作るものになりました。
あんこは大好きなので、毎回大量に炊きます。
普通のおはぎの他に、もち米をはんごろしにして丸めた中にあんこを入れて、きな粉おはぎや胡麻おはぎ、くるみ味噌のおはぎなんかを作っていました。
玄米の餅米でも作りました。
ある時からお砂糖を使わなくなったので、デーツや干し柿を甘味にしたあんこにしてみたり、発酵あんこも作りました。
今回もおはぎを作る気持ちでいたけれど、あんこは炊いたものの、あんこが炊けたら、作るのをやめようかな〜という気持ちがムクムク。
ちょっとだけ、子どもたちが「食べたかった」と言うかな?と頭をよぎりましたが、よし、やめよ!とおはぎ作りを途中でやめました。
でも、なんてことない、子ども達は何も言わず、何の問題もありませんでした。
私の気の回しすぎでした。
おはぎの代わりに米粉のパンを軽く焼いて、炊いたあんこをのせて、その上にバター。
美味しい〜。
洋風おはぎといってもいいかしら(笑)
あんこだけで食べてもすごく美味しいんですよ。
たくさん炊いたから、しばらくはあんこのオヤツを楽しみます。
今回は友達から頂いたココナッツシュガーを使って炊いたあんこなので、お砂糖の威力、今までのあんこよりも日持ちがするのです。
バニラアイスとあわせて食べたり、寒天とあわせて食べたり、蒸し羊羹にもできそう。
おはぎ作りを途中でやめてできた時間をどう過ごしたか。
子どもと一緒に森で行われているお祭りに行ってきました。
久しぶりの友達に会えて長々とお喋りしたり、あっちへふらふらこっちへふらふら、わ〜久しぶり!と挨拶を交わしたり、出店者さんと話しをして新しい発見をしたりと、充実した午後を過ごしました。
少し秋めいた空気が気持ちよく、森はとても賑やか。
子どもも友達と楽しそうに過ごしていました。
良い一日でした。
作りたかったら作ればいい。
作りたくなかったら作らなくていい。
春のぼた餅はどうするかな。
作りたかったら作ろう。
やめようと思ったらやめよう。
いつもそうしているからやる、子ども(誰か)が何か言うかもしれないから、をたまにはやめてみるのも良いものですね。