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【自己紹介】中小企業を継承し、福祉事業を経営するまで(後編)

僭越ながら、自己紹介の後編です。

9.ベンチャー企業一筋に戻る

2013年末にパチンコ店を無事賃貸し、2014年からはベンチャー企業一筋に戻りました。そこで、
・ベンチャー企業や中小企業の経営者に対して、
・経営ソリューションや中核人材のヘッドハンティングを通じて、
・企業課題の解決をする
という仕事をしていました。

これは本当に楽しい仕事で、志を持った多くの経営者に、大変大きな刺激をいただく楽しい日々でした。

10.母の還暦

そんなこんなで、身の丈を超える多くの成長機会を会社からいただきながら、4〜5年仕事に邁進している中、2019年に母が還暦を迎えました。

・事業継承についての話題は自然と増え、
・また、父から会社を託されたという思いも常に頭の片隅にあり、

日々の仕事は充実していながら、モナミのことを考えることが多くなっていた気がします。

11.自分の中にある思い

同時に、これまで大変お世話になった2社で
・リクルートでは、社会課題を解決する意義、それに携わりたいというDNAを、
・ベンチャー企業では、事業を形にしていくための様々な能力を、
身に着けさせてもらい、今の自分が持つ力を、社会課題の解決に全力でぶつけてみたい!という思いも、沸々と自分の中に生まれてきていました。

12.「障害」の今を知る

そんな中、「障害福祉」事業のこと、障がい者の抱えている社会課題とも言えることを、偶然にも、とある経営者から教えてもらう機会がありました。

・日本には障害のある人が1200万人いる
・日本の精神病院数は欧米に比べ多く、ベッドの数は30万床を超える
・それを、2040年までに10万床に減らす日本の方針がある
・しかし、地域には、退院した障がい者を受け入れるための「住まい」が全く足りていない
・また、知的障害のある人には「8050問題」がまさに各地で起きていて、親亡き後の「住まい」がないことが大きな課題になっている

など、、、

これまでほぼ関わりのなかった(意識をしてこれなかった)ところで起きている、大きな社会課題を目の当たりにしました。

13.障害福祉事業への参入を決める

障害のある人は、「住まい」すらもおびやかされているのか・・・
それを知った私は、衝撃を受けました。
「住まい」という生活の根幹が脅かされることは、どんなに苦しいことだろうかと想像しました。そして、

・モナミで不動産事業を展開するのではなく、
「住まい」に困っている人のための住環境を創っていこう
・自分たちも、その運営者となり、なにが求められているのかを知ろう

もとより、福祉施設の経営も選択肢の一つとして母が考えていた(知らなかった!)こともあり、「障害のある人でも、住まいに心配することなく、不自由なく暮らせる」ことを目指して、私がモナミで障害福祉事業を2020年よりスタートさせることとなりました。

障害のある人が、自分らしく、安心して地域社会で暮らしていけることを、今も愚直に目指しています。

14.noteをはじめた理由

最後に・・・
事業を立ち上げてから、5年が経過しました。

①モナミで運営する施設・事業の数は増えてきましたが、まだまだ解決したい社会課題・地域課題は多く、従事したい事業がいくつもあります。
→そこで、志に共感してくれ、社会課題を共に解決していく仲間を集めたいと強く思い、まずは私の考えや志をまとめようと思いました。

②研修講師やインタビュー、原稿を書く機会などを最近ちょこちょこといただくようになり、「自分の考えを言葉にすること」の大事さに直面し、少しずつ実践・蓄積していこうと思いました。

こんな理由から、noteをはじめました。

自己紹介にここまで長くお付き合いいただき、大変恐縮です。
今後、障害福祉に関わった私の感じる日々の充実感や楽しさ、逆に大変さや苦労などを発信し、少しでも「障害」の分野に興味を持ってくれる人が出てきたら(そしてもしも仲間が増えたら)、とても嬉しく思います。

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