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怖いところに飛び込むこと

久しぶりにこうして文章を綴る気がしている。

本当は、ノートに手書きでその日のことを綴っているので、久しぶりではないか。

noteも、自分のメモのようだけど、紙のノートと違って、どこかで誰かに見られるかもしれない。という前提なので、やっぱり少し、余裕がない時は遠のくのかな。

だいたい一年の半分ぐらい、上半期が終わったあたりで毎年のように体調を崩している。今回も、なんだか6月アクセル踏みすぎたせいか、半ばで倒れた。

「免疫が弱まっている」せいで、諸々弊害が出たらしい。

そこから2週間、薬を飲み、仕事以外は安静にし、ようやくここ。やっと。

コロナになって、なかなか移動できない中、いつも顔を合わせる人や家族以外の人たちと何かを話し合ったりする機会も確実に少なくなっていて、今日久しぶりにそんな機会があって、なんだか大事なことを学んだ気がした。


●人のペースはそれぞれ●

人生も、働き方も、歩みも、暮らし方も。

それが普通だし、誰のペースが正解とかではないのだ。

誰かに無理に合わせる必要もない。

自分のペースを、その時その時、知っていけばいい。わかっていけばいい。それは、一生、続いていくことなんだ。向き合っていくことなんだ。

そして、この人はどんなペースなのかな、何を大事にしているのかな。と知ろうとすることも大事だ。

コミュニケーションを取り、自分とは違うその人のことを知ろうとし、確認する。そこから、一緒にできることがあるはず。


●余白を大事にする●

キャパオーバーになりやすい私は、まさにこの言葉を大事にしている。大事にしているはずなのに、またどこかで余白がなくなっていたりする。人生その追いかけっこ。やれやれ。

でも、心の余白も、空間の余白も、その「余白」というなかに含まれる「未知」そのなかにエネルギーがある。まだ見ぬ、エネルギー。

もやもや、曖昧な中に、可能性がぎっしり詰まっている。


●美しさの定義●

みんなの思う「美しさ」をそれぞれ言葉にする中で、そもそも「美しい」ってなんだっけ?と思った。

そうだ、そこからだ。

「美しさ」のなかに、怖さもあるし、気持ち悪さもあるかもしれない。光のような美しさもあれば、泥にまみれた美しさもあるかもしれない。

意志、価値観の宿るものに心を動かされる

という意見もあって、はっとした。

自然が作り出した壮大な美しさに匹敵するようなものを、

私はたった一つの舞台の中に見出した。それがあったから、作品を作りたいと思ったのだよな。と思い返したり。


●怖いところに飛び込んでみる●

ファシリテーターってなんですか。というそもそもの私の現状。

ファシリの役割も知らず、面倒なの誰もやりたくないだろうし、今まで自分から手を挙げることもないものだったけど、やってもらえないかと声をかけてくれたのに感謝。

とりあえず、間違ったらごめんとやってみたけれど、やっぱり怖いところに飛び込むのって大事だなあ、とそんな基本のことを学んだ。

進行を任されるということは、みんな以上に意識を集中させて話をきかなければいけないし、時間を見つつ、それぞれちゃんと意見を言えているか、コミュニケーション取れているか、頭をフル回転させながら話をすすめる。その話題の中で大事だなあ、と思った点を広げて、皆はどんなことを感じるか、どう思ったか話を振る。どの方向に話を進めていったらいいか、柔軟性と、方向性が大事。

海の上で、舵を取るようなものだな。(ちょっと楽しい)

ささやかな航海かもしれないが、その感覚は面白い。

それは、HANAICHIを立ち上げてから、さまざまな人たちとコミュニケーションをとるなかで企画を動かしているときに感じる感覚にも似ている。

まだまだアクセルの踏み方は試行錯誤、そしてこれを持続させていくのはさらに難しい。

でも、やってみなければわからなかった視点や景色が、確かにあった。

怖いところに飛び込まなければ見えない景色があるのだった。



今年前半終わって、体調崩したのもあり、さてここからどう動こうか。スローダウンするなか考えた。

もうちょっとペースダウン・・・と見えつつ

いやはや、8月からもなんだかんだで走り回りそう。

だけど「余白」を忘れず、ペースを見直しつつ

「怖いところに飛び込む」ことを忘れず、どんどんえーい!と混沌の中へ身を投げていきたい。そっちのほうが、面白いよね。

足元からできることを、ひとつずつ。


1人静かに、できれば傷つくことなくそっと生きていきたい。

と思ってしまうけれど

でも、そのいのちの輝きはひらかなければ誰にも知られない。

ということを知っている。

その怖さをとびこえた先にしか見えない景色があるから

やはり、挑んでみたい

と思うのであった。



2021.7.6.


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