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介護士10年選手とは思えない相方の車椅子介助ww

ワクチン被害にあう前は介護福祉士として現場でバリバリ働いており、自分で言うのもなんですが、お年寄りから信頼を得ることが上手い、引く手数多の介護福祉士でした。(自分で言っててちょっと恥ずかしいけどwwトップ自らの引き抜きの話はかなりありました。)

そんな中ワクチンにより人生が一変してしまい、介助する側からされる側へ大変身したのです。


現在はロフストランドクラッチユーザーで、伝うところがありかつ短距離(50m程度)の場合は一本杖にて歩行。
伝うところがなく短距離または中距離(100~150m程度)の場合は二本杖にて歩行。
それ以上の距離が予想される場合で介助者がいる場合は車いす使用しています。(←自分で車から車いすを下すことができない)


そんなわけで相方と出かけるときはたいてい車いすを出してくれるので介助してもらっているのですが・・・・・

◆まぁ~!びっくりするほど操縦下手ww

まず、口調的には可愛めには言っているのですが、押すときの「よいしょ」の掛け声が多すぎる。

自分もする側だったので気持ちはわからんでもないが、される側からするとしんどい思いさせて申し訳ないという気持ちがどんどん募っていくのです。


次に、距離感わかってない件。
列につかなければいけない状況の時、前に人がいて、その後ろに車いすのわたし、そして介助者という並びになるわけですが、前の人の足(アキレス腱)ぎりぎりまで毎回詰めていきます・・・。
これにより前の人が動き出しで足を蹴りだす動作をしたときに、車いすのフットレストにアキレスけんをガスン!とやるわけです。

あと、ふいに前の人が一歩後ろに下がるなんてことも予測されるのですが、そういったことも頭にないらしく、危険予知能力の低さに介護士として本当にだいじょうぶなのか?と不安になります。



◆そして 昨日起きたヒヤリハット(いや、もはや事故w)

今まで車いすで鉄道を利用するときは地元に帰るための長距離で、事前に切符を購入するときに移動介助や、乗降時のスロープはお願いしていたのですが、その日その時にスロープを依頼して列車に乗車するのは初めてでした。

お忙しい中駅員さんにスロープをお願いするのは案外気が引けるもので、でもこちらも心からありがとうという姿勢を示していれば相手も丁寧にかえしてくださいます。
そもそも駅員さんの介助の仕方がもう、介護士が恥ずかしくなるくらい見本中の見本で、曲がるときや段差を越えるときなど、とにかく逐一声をかけてくれて、話すときはしゃがんでコチラの目線で会話してくれたり、学ぶところ多すぎて、これを無料で介助していただけるのが本当に心地よく幸せな気持ちにさせてもらえます。

なのでこちらもできるだけ駅員さんの指示に従って、できるだけ迷惑やお手間をかけないように配慮する必要はあると思っています。

でも相方は違うんですよね・・・
普段はさんざん「相手のことを考えるのは大事だよね」なんて言ってるのですが、やることは全く逆のことばかりw

「予約とかなくても駅員さんにお願いすればスロープ用意してくれる」
と、私の事前の説明もよくなかったのかもしれませんが・・・

私の中の「普通」は「改札を通る前に駅員さんにスロープの依頼をする」だったのですが、彼の中では「ホームにいる駅員に依頼する」だったようで、当たり前のように改札を抜けようとしました。
なので「ちょっと待って。あっちの案内窓口で伝えてこよう。」と促し、私の口から「車いすで乗車したいのでスロープお願いできますか?」と依頼。
駅員さんはもちろん慣れているので「わかりました。では改札を通ってエレベーターで降りて出たところでお待ちください」とあり、相方もそれをきいていたはずなのでその通り向かいました。

「エレベーターの前で」が聞こえてなかったのか忘れたのか・・・
エレベーターを出てからホームをすたすた歩きだしたので「エレベーターの前でっていってたよね」と言うと、そこで待機してくれ、駅員さんが来て目的駅でも降りるときに都合の良い号車の場所まで案内してくれました。
そして安心安全に乗車。
下車駅にも乗った号車などの連絡は届いており、もうすでに駅員さんが待機してくれています。
そして一般のお客さんが降りた後にスロープを設置してくれ安全に降車するという感じで利用できました。

この一連の流れを体験していたので、その後の乗り換えなどの時も同じようにできる(してくれる)と思っていたのですが・・・


◆詳しくご説明いたします

今回利用したのは
H山駅(西武鉄道)⇔K分寺駅(中央線)⇔T京駅

最初の駅で最初に乗るときは前述のとおり私がある程度段取りというか、駅員さんに声をかけ手配をしたのでそれなりにスムーズに乗降できました。

乗り換えのK分寺駅で降車してから乗り換えのための改札へ行きましたが、本当は通れない仕様になってたらしいのですが、なぜか私だけ通れてしまい相方は通れず。
どちらにせよ次のT京駅へ行くためのスロープ依頼はしなければならないし、そこまでの切符も買わねばならなかったので、相方がどうやら向かったようで、しばらくして改札を抜けて私のところへ来ました。

「スロープのこと言ってきた?」と聞くと
「うん。言ったらエレベーターのところで待っててって。」

ということでエレベーター前で待つことに。
しかし待てど暮らせど駅員さんが来ない。
もしかして「ホームへ降りたところのエレベーター前?」と思い降りてみるが駅員さんがいない。
そうこうしているうちに乗りたい電車が来てしまいました。

私「いないよねぇ・・・どうしようか・・・」
彼「うーーーん、もう乗っちゃうか?」
私「え?でも・・・」

確かにホームと電車の間もそれほど空いてはおらず、段差もほとんどなかったのですが、強行しようとする相方に「ここは隙間もあんまりない感じだけど、次の駅でどうなってるかわからないから・・・」
と言っている間に乗車してしまいました(-_-;)

幸い降りる駅でも段差や隙間はあまりなかったのですが、ここで冷や汗。

ご存じの方も多いとは思いますが、車いすの足元の前輪は小さくお尻側の後輪は自転車くらいの大きさです。
前輪は旋回に必要なため360度回るようになっています。

この場合スロープなしで安全に降りる方法は、介護士なら当然わかることなのですが・・・

そうです。後ろ向きになり、前輪は隙間にはまらないように浮かせてから下がり、前輪が隙間から十分に離れているのを確認してから前輪をゆっくり下す。
・・・が正解◎(そもそもスロープを使わない時点で不正解なのですがww)

ここで相方ぶちかましてくれました。


◆まさかの前向き降車!

じつはスロープを設置して降りた時も、面倒くさかったのか前向きで降りてたのですが、傾斜がそれほどなかったのでまぁいいかと目をつぶっていました。

今回はスロープなしでの前向き!
もう恐ろしさMAXです。

しかも早く下りないと!とめちゃくちゃ焦っている様子がわかりました。

前向きで前輪を上げてウィリーさせた状態で出ようとしたのですが、なにせ焦っているもので前輪を下すのが極めて速かった、しかも浮かせた前輪はくるんくるん回ってしまいます。

下した瞬間ホームと列車の狭い隙間にはまってしまい、恥ずかしいやら、恐ろしいやら、焦るやらで、私も何もできないなりにあたふたしてしまっていました。
結局力任せで何とか脱出できて、無事(じゃないよな?)降りることができました・・・


◆この人の距離感はバグってんのか?

普段の移動介助でも歩いている人の後ろぎりぎりを攻めて歩いたりするし、毎回ひやひやしないことがないんですよね。
だからあんまり詰めてるときは私の操作で後ろへ下がったり、動いているときだったらハンドリム握ってブレーキかけたりして対策はしてます。


◆さて、次は帰りです・・・

さすがに前輪挟まれで学んだと思ったのですが、ここで私に質問がきました。
「やっぱりスロープお願いしたほうが安心?」

は?

ですよね・・・

根本的な考え方がまずおかしいwww

私が安心かどうかを心配してくれるのはありがたいのですが、そもそもそれを怠ることによって万が一の事故(前輪落としももはや事故ですがw)が起きた時に責任はとれるんですかって話なんですよね。
ましてや遅延出したりなんてしようものなら、それこそ首くくらなきゃならないような事態になるかもしれないとか、考えられんのだろうかと・・・

ビックリもしたし、呆れました( ゚д゚)

私「もちろん設置してもらうのがなにより安全だし、迷惑もかけなくて安心して乗れるから頼んでほしい」と伝え駅員さんにお願いするよう促しました。

なのに・・・
今までの一連の学びは無かったのか、またそのまま改札を通ってしまいましたΩ\ζ°)チーン

彼「ホームに駅員いたからね!」
もう返す言葉が見つからないので無視。
そりゃ日本の中心の駅ですからホームに駅員さんいますよ。
でも介助スロープのための駅員さんを常駐させてはいないのは子供でも分からんもんでしょうかww

結局電車の対応のために立っている駅員さんに声をかけ困らせてしまい、乗りたい時間の電車にも乗れず。
それでも一応スロープ対応で乗車できたのでとりあえず良しとするしかなかったです。


◆最後の乗換駅では私も一緒に依頼

もはや信用できないと思い、最後は気持ちよく終わりたかったので駅員さんに依頼するときには私も同行させてもらいました。

「ホームの入口で待っていてください」とあり、ホームへ向かいます。
するとまたズンズン歩いて奥のほうへ向かおうとします。
私「入り口辺りって言ってたよね」というとようやく止まりました。
なんだかもう・・・この人ちょっと発達障害でも持ってるのかなと思えるくらいになってきたwww

ほどなくしてスロープを持った駅員さんが登場。
車椅子の私の横にスッと跪き
「H山駅までですね(^^)よろしくお願いいたします。」
こちらもめっちゃ気分よく
「よろしくおねがいします。ありがとうございます。」
と返しました。

そして無事安全に元の駅まで帰ることができました。


◆一人で行動したい理由

これまで述べた通り、相方は普段他人の行動に厳しかったり、運転中も特にほかの車の動きに対して文句を言うことが多々あります。
では自分はそれ相応の行動をしているかというと、決してそうではなくて、今回のように危険は承知だが面倒なことは回避したいので、ほんの少しなら大丈夫だろう。何とかなるだろうという感覚が強いようです。

接客態度についても厳しいところはあるのですが、当の本人がお客としての態度を間違えていたりも多々あるのです。


世の中には他責思考の人の割合のほうがおそらく多いのだろうと思います。
もちろん私もそうだと思います。
特に体や心が疲弊しているときは誰かのせいにしたくなったりしてしまいます。

でも、私が私であるために、反面教師で学ばなければならないなともかんじています。


ここでは相方がいかにもバカなのでは?という書き方をしてしまっていますが、決してそうではなく、知らないことややったことがないことに対してのスキルがうまく成長できていないのではと思ったりもします。

ただただ、どこにでもいるカップルや夫婦の愚痴みたいな感じで読んでいただけると幸いです(;^_^A

(ただ、こんな感じだとやっぱり結婚はないなぁww)

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