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【相続手続き】銀行から資料請求をしてみたら、自分がど庶民なことを再確認しただけだった
「何かお困りのことはございませんか?お手続きなど当行でお力になれることがありましたら、お手伝いさせていただきます」
相続手続きといっても、亡くなった母の銀行口座解約を進めているだけなのですが、解約の旨を銀行へ連絡をしたところ、このようなすご〜く丁寧なお電話をいただきました。
相続税の申告は、被相続人が亡くなってから10ヶ月以内に申告しないといけないという期限があります。
10ヶ月なんてまだ先じゃないかと思っていても、遺産の分割で揉めたり手続きに手間取っていると、あっという間に過ぎてしまうものです。
そこに目をつけたのが相続事務手続き代行サービスというわけですね。
その時の私は、戸籍集めに少し手間取っていて「手続きめんどい。誰か変わってくれないかな」と思っていたので、
ほほぅ、銀行にマルっと手続きをやってもらえるのか!それはいい!
金額がどのくらいかかるのか興味ある〜。
と軽い気持ちで資料を送ってもらうことにしました。
数日後、届いた資料にざっと目を通したところ、確かに様々なことをマルっと代行してもらえるようでした。
例えば、
・財産内容の調査
・戸籍の請求
・生命保険の死亡受け取り金の請求
・資産目録の作成
・遺産分割協議書の作成
・上記作成にあたり、相続人の間に入り調整も行う
・不動産の査定・名義の書き換え
・税理士・司法書士等専門家から最適な相続のアドバイス・提案
・相続税申告・準確定申告手続き etc
こんな方に・・・と書いてあったのは、
・何から手をつけたらいいのかわからない
・資産に何があるのか把握できない
・相続人が多くてまとめるのが大変だ
・仕事が忙しくて時間が取れない etc
ふむふむ、なるほど。
なんかとても親切そう。
そして気になるお値段は・・・
総資産2億円以上 預金残高5000万円以上の場合
〇〇〇万円(100万円を軽く超えます)
まじか!
総資産も預金残高も銀行に支払う費用も、すべて高っっか!
しかもこれはあくまで銀行に支払う手数料で、別途税理士報酬や司法書士報酬がかかります。
さらに戸籍や不動産登記に関する書類、名義の書き換えにかかる費用も別途発生。
あと忘れちゃならない消費税も。
ヒー、恐ろしい〜。
これはほんの一例ですが、銀行が対象としている層に自分がまったく当てはまっていないことは火を見るよりも明らかです。
ごめんなさい!桁が違ってましたぁ!
ウチみたいなど庶民が冒頭のようなお言葉を頂戴して、心苦しい限りです。
恥ずかしい!!
これだけの資産家であれば、すでに税理士や司法書士とはビジネス上の接点があって、わざわざ銀行を介さなくてもよさそう気もしますが。。。
まあ、庶民にはわからないところですね。
ただひとつ、母が亡くなり様々な解約手続きをしてきましたが、お悔やみの言葉を頂いたのはこちらの銀行だけでした。
非常に丁寧な対応をしていただいたのに、資産家じゃなくてゴメンナサイ。