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聖なる今宵、知らん男と

一週間前の12/17、私は2024年史上最も信じたくない奇行に出た。(出ていた)

いくら記憶がないとはいえ、やっちまったからにはネタにするのがよろしい!noteを書こう!ということで今これを書いています。


まず、ことの始まりは先週の火曜日12/17、仕事が終わった夜23時から自宅で一人で酒を飲んでなぜか無駄に記憶を飛ばし、気づいたら朝だった。

LINEを開くと、驚いたことに『Koyoi』というアプリから
「12/24(火)の19:00でデートが確定しました!これ以降のキャンセルは3,000円かかります!お相手の詳細はデートの50分前にわかります!」
というメッセージが。

私「Koyoiってなんだ??????」←


飲んで寝て起きたら初めて聞くアプリからとんでもないことを課せられていて、文字通り膝から崩れ落ちた。(シンプルに自業自得ではある)

【説明しよう!】
Koyoiとは、「今夜会いたい!」「今夜飲みたい!」を叶えるAIマッチングアプリで、結構新しめのサービスっぽい。
自分のプロフィールとお相手の希望条件をあらかじめ登録しておき、あとは飲みたい日にエリアと時間を指定するだけでAIが勝手にマッチングして店も指定してくれる(予約までされるわけではない)というもの。会う50分前まで相手の情報は何一つわからない。50分前になっても、会うまで顔はわからない。
キャンセル料が3,000円かかるため、ドタキャン率は2%とのこと。ちなみに当日連絡なしキャンセルは6,000円。
デートに行くたびお互いを評価・採点し合うので、デートに行けば行くほどAIマッチングの精度が上がっていくんだとか。これは他AIマッチングサービスと同じ仕組みですね。
ちなみに今はまだ恵比寿エリアと銀座エリアしか指定できないが、渋谷・六本木・中目黒・三軒茶屋エリアがComing soon…になっている。
注意事項としては、登録から2週間以内にデートに行かないと以後使えなくなる仕組みという点。なかなか圧が強い。

Koyoiってこんなサービスらしい

酔って記憶をなくすのは最近の私あるあるだけど、さすがにここまでの奇行は久しぶりである。酔ってない時の自分に支障をきたすレベルまできてしまったか…と頭を抱えた。

クリスマスイブに誰でもいいから男とデートしたい!みたいな自分の深層心理に触れてしまった気がして、これはこれで泣けてきた。いい歳してクリスマスイブを特別視しすぎでは!?😭
全くもって情けないし、お恥ずかしい限り。

ところで発覚当時の選択肢は3つで、①今すぐキャンセルする、②デート当日50分前に相手の詳細がわかってから判断する、③行く。だった。

①今すぐキャンセルする:
今キャンセルしても50分前に相手の詳細がわかってからキャンセルしても3,000円取られるなら②の方が賢いか…?でもわざわざイブの夜に知らん男とデートするってのもなんだかな…

②50分前に相手の詳細がわかってから判断する:
これが一番賢い気がした。案外良い人が来る可能性もあるし。でも50分前にキャンセルって相手に悪くない?仮にもイブなのに…それは人としてどうなの?という気もする…

③行く:
ネタという意味でも、普通に良いデートになる可能性もあると思うと行くのもまぁアリなんじゃないかという気もする。どうせ他に予定ないし…

(もちろんデート50分前に私の情報を見てキャンセルされる可能性も大いにあった。そうなったらそうなったで、短いnoteを書けばいいか!と思っていた。)


結局、行くことにした。自分を自ら積極的にネタにするのは今日で最後にしよう、と妙な誓いを立てながら。


デート当日。
19時からのデートの予定だったので、50分前である18:10にLINEに通知が来た。
わかった情報は、ニックネーム・年齢・職業(ざっくり)・年収・身長・体型・雰囲気・最終学歴。
顔はわからなかった。

上記の情報を見る限り、30代半ば・経営者・その他も申し分なしで「かなり良い」判定だったのでそのままデート場所へと向かった。

ちなみに、クリスマスイブの夜、2エリア合計75名のメンズが野に放たれていた模様。笑

みんなマッチできてたのかしら

迎えた19:00、待ち合わせ場所には爽やか系のイケメンさん(以降Aさんと呼ぶ)がいらっしゃり。え〜〜〜〜〜〜なんかあんまりネタになること書けなさそう〜〜普通にデート楽しめちゃいそう〜〜〜🎶と思っていた。最初は。

(軽く『Koyoi』を調べていた範囲では、待ち合わせに相手が来なかったとか、来たけど「30分しかいられません」と冒頭から言われたとか、ちょっと心が折れそうなコメントが散見されて結構ビビっていたので、まずちゃんと待ち合わせで相手がいたことにホッとしたし、即退出宣告されなかったことにも多少救われた)

【小話】
先週水曜の時点で「ピッタリなお相手が見つかりました!これ以降のキャンセルはキャンセル料がかかります」と言っていたはずだが、Aさんが24日のデートを入れることにしたのは当日の16時頃だそう。

元々決まっていたはずの「ピッタリなお相手」にキャンセルされたか、そもそもその時点ではお相手なんて決まっていなかったか(アプリの嘘)、Aさんが嘘をついているか、私が知る方法はない。

そもそもお相手なんて決まっていなかった場合は、ただアプリの運営がキャンセル料で稼ぐための仕組みじゃないか!と思ってしまった。まぁキャンセルする人が悪いってことなんでしょうけど…

ビジネスモデルを考えちゃった

※ここからは、ちょっと傷ついた話が2つ出てきます。誰が読んでもおそらく晴れやかな気分にはならないです。ということで有料にします。


仕事の話や過去の恋愛の話なんかをして「あーアプリの初めましての会ってこんな感じだったなぁ〜」と懐かしみさえ感じていたが、Aさんが元カノと別れた理由の話になったとき、

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