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子どものもう一方の手を、私と同じ責任感で繋いでくれたから。

今の夫とは、息子が4歳の時に出会った。


仕事がらみで出会って、割とすぐに付き合い始めたけど

結構腰が引けてて

結婚するのは息子が成人してからでいいか

と思っていた。


でも息子に「パパがほしい!」と言われて

ハッと目が覚めて

「じゃあ、本格的に将来を考えようか」と

いう話になった。


それからは

息子のペースに合わせながら

週末だけ一緒に過ごすとか

少しずつ距離を縮めていったんだけど。


私は仕事がしたかった。

というか、

しなきゃ生活が成り立たないし

将来の不安から逃れられなくて

必死だった。

けど

土日も仕事したかったけど

保育園が休みの日は

預けるところがなくて

渋々休んでた。


心は焦るばかりで

子どもを預けられる人が羨ましくて。

でも

そんなこと言えなかった。

両親にも迷惑かけてるから

これ以上求められなかった。


そんなとき。


あなたが、私と同じかそれ以上の

責任感の強さで

息子の手を繋いでくれた。


初めて

自分以外にも

子どもという存在の

責任を背負ってくれる人が現れて

なんて心強いんだろうと思った。

なんて、安心するんだろうって。


あなたが現れて初めて

私は自分がギリギリの精神状態だったことに

気がついた。

一人で背負う準備ができないまま

シングルマザーになって

それでもその感覚に気が付いてしまうと

やっていけないから本音を無視した。


不安だったんだ。

誰かに相談したかった。

自分と同じ責任感で

この子のことを考えて欲しかった。

誰かに。

いや、愛する人に。

愛されながら。


あなたが

子どものもう一方の手を、

私と同じ責任感で繋いでくれたから。

二人で子育てしていくって

なんて楽なんだろうって知った。


一人じゃ気づけなかった。

一人じゃ、気づいてしまったら

潰れてしまうから。


出会ってくれて、ありがとう。

私たちを、愛してくれてありがとう。

家族になってくれて、ありがとう。



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