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【画質=画素数ではない!】画素数ってそんなに大事なの?
こんにちは!プロカメラマンのMonです。
本日のテーマは『画質=画素数ではない!』というテーマでお話しさせていただこうと思います。
■このテーマを選んだ理由
先日ふとテレビを点けた際に、通販番組で『画素数が○○万画素なので、色彩が豊かでこんなにも綺麗な写真が撮れます!』という格安スマホの宣伝を見ました。
私は、前職でテレビ・カメラカテゴリーをメインに仕事をしていたので、この言葉に違和感を感じました。
なぜならば、画素数は画質を良くする要素の一つではありますが、画素数が多ければ画質が上がるとは一概に言えないからです。
今回は、画質は何で決まるのかを前職の知識も踏まえてお伝えしていきます🫡
■そもそも画素数とは何か。
簡単に言うと『画面を何分割されているかを指し示す数(ピクセルの総数)』です。
これは、画質をより良くする要素の一つではありますが、画素数が多ければ画質が上がるという単純なものではありません。
その理由は、画素の1つ1つに対して、解像度の高い綺麗な絵を表現できるかは『画像エンジン』に懸っているからです。
■画質を決める要素とは…
▶︎画像エンジン×画素数
家電量販店にテレビを買いに行った際に経験したことがある方もいらっしゃるかと思いますが、店頭に並ぶ複数の4K テレビ(約829万画素)を比較しても全然明るさや色味が違うと感じたことはありませんか?
メーカー名は出せませんが、一般的には下記のようなメーカー別の特徴があります。
・A社→白めでコントラスト弱め
・B社→色が濃いめで、コントラストが強い
・C社→明るく、リアルな色表現が得意
この明るさや色味の違いは、画像エンジンの性能や特徴に依存します。
つまり、ここで言いたいことは画素数が多いから画質が綺麗になるというよりは、画像エンジンの性能が良い+画素数が多い
→『より鮮明に綺麗な映像を出すことができる』に繋がってくるのです。
エンジンが良くなければ、多い画素の数を活かしきれず、高画質にはならないのです。
それ故に、一眼カメラより画素数の多い『スマホ』や、一昔前の綺麗な2Kテレビと比べると格安な『4Kテレビ』が販売されていたりするのです。
【スマホ・カメラ】画素数比較
・iPhone14Pro 4800万画素
・SONY α7Ⅳ 3300万画素
・SONY α7Ⅲ 2420万画素
上記は、最新機種のスマホとプロカメラマンがよく使用するフルサイズカメラ(2機種)の画素数を比較したものです。
数字で見ると明らかにiPhoneの方が画素数が多いですよね。
それでも、プロカメラマンが撮影の仕事でスマホを使うことはありません。
その理由が、画素数=高画質には必ずしも繋がらないからです。
■重要なのは画像エンジン
上記のことから、高画質を意識するのであれば、
画素数よりも画像エンジンの良し悪しを注視する必要があると考えております。
画像エンジンが強ければ諧調の幅が広がるので、より色味の再現度が上がります。
画素数の数は、画像エンジンの性能が良ければ相乗効果でより精細な画像になります。
そのため、画素数は重要な要素の一つではありますが、
あくまで画像エンジンの性能ありきなので画質に拘ってカメラやテレビを購入する際は画素数だけにとらわれないように注意していきましょう🙆♂️
■まとめ
今回の記事はいかがでしたでしょうか?
画素数こそが正義と思われている時代に、少し攻めたテーマになりましたが、
新しい発見になっていただければ幸いです🤭
感想や、リクエスト等ありましたらお気軽にコメントをお願いいたします!
また、モチベーションになるので♡スキをいただけると大変嬉しいです!
次回もお楽しみに!
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