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在宅介護するなら介護者のメンタルケアは必須

webライターのtaeです。
94歳の義理の祖母を在宅介護しながら、介護する中で得た知識や体験を通して感じたことなどを発信しています(^^)

在宅介護の場合、
介護者は家族になる場合が多いです。

例えば、
私のように義実家で同居している場合は
嫁がその役割を担うことが
大半じゃないかな。

同居じゃない場合は
娘さんが両親の自宅に通って
介護することもありますね。

今日は、
在宅介護を頑張りすぎちゃう人に向けて
メンタルケアは必須だよってことを伝えたくて
noteを書きました。


在宅介護は頼っていいんだよ!むしろ頼って!

ちょっと怖いなって思ったのが、
自分の親や
夫の親を介護してると
「誰にも頼っちゃいけない」と
思い込んでる人が
すごく多いってこと。

自分がやらなきゃ!
って思っちゃう
頑張り屋さんが多いんですよね。

でも、コレがすごく危険!!

なぜかというと
介護者の方が参ってしまうことがあるから。

体力的にというより
精神的に。

だから言いたい。
頼っていいんです!
むしろ頼って!

「助けてほしい」って言っていいんだよ
ってことは
絶対覚えておいてほしいんです。

そして、
自分に優しくする
介護以外のことに目を向ける
メンタルケアは絶対必要なんだよ!

姑のキモチが不安定になった時期

介護が必要なおばあちゃんからすると、
私は孫の嫁なので
あんまり期待されていないというか、
やっぱり頼りにするのは
結局息子の嫁である姑なんですよね。

逆に言うと、
私もおばあちゃんの介護をするのは
全然苦にならず
トイレの介助も
まーったく気にならないんだけど、

姑からすると
やっぱり気持ち的な
負担が大きかったみたいで
精神的に危険だなって思ったことがあるんです。


頭はしっかりしているから
口は達者なおばあちゃん。
言いたいことは結構ズバッと言います。

文句を言われながら介護するのは
そりゃ心が折れることもありますよね。
優しくできなくもなります。
人間ですもん。

あるとき姑が
「ほんとにもう無理かもしれない」
と言いました。

たぶんね、
自分ひとりでやらなきゃって
思ってたんだと思うんですよ。

私が手伝うと
あまり良く思わないというか。

でも
いよいよこれはマズいなと思ったので
「1人で抱え込むからしんどいのよ!
無理だなって思う介助は
私がするから。」

ということで
無理やり分担することにしました。
と言っても大したことはしていません。

私が意識して動いたことは2つ。
おばあちゃんが不満に感じることは先回りすること。
そして、姑のリフレッシュタイムを作ることです。

おばあちゃんの不満を先回りする

例えば、
トイレまでが遠くて
(それほど遠くはないんだけど)
間に合わないのが嫌だというので
ポータブルトイレを導入!
(トイレの後処理は面倒ですが
洗濯や掃除の手間が圧倒的に減りました。)

他にも、
お薬が分からなくなるというので
薬局で朝・昼・晩に分けてもらったのと
お薬カレンダーを採用!
(曜日と朝・昼・晩のポケット付きで
飲む薬が一目瞭然になって飲み忘れゼロに。)

不満を先回りしておけば、
おばあちゃんもストレスを感じずに済むようです。

できないことが増えるのって
おばあちゃんにとっても
やっぱりストレスだよね。

あとは、
納得するまで話し相手になってあげる。
コレが結構大切で
聞いた事ある話でも
一緒になってびっくりしたり
笑ったり、怒ったり。
共感してもらえるのが
嬉しいみたい。

姑のリフレッシュタイムを作る

これが本当に重要。

美容院やカフェ
買い物
友だちとランチ
何でもいいので出かけるように促しました。

そうすることで
だいぶ気持ちも落ち着いたようです。

介護してると、
必死だからこそ視野が狭くなります。
介護のこと以外考えられなくなっちゃうんですよね。

だから、
介護者は絶対自分の時間を確保するべきです。

介護から離れて
自分に優しくできる時間を作ること。
これって本当に大事なんですよね。

介護って突然変化が訪れる

高齢者あるあるですが
転んだことがきっかけで
入院になるってことが結構あるんですよ。

うちのおばあちゃんも例にもれず
転んだことがきっかけで入院しました。

リハビリ病院への転院を経て
自宅に戻ってきたんです。

リハビリ病院に転院してから
3か月ほどリハビリしてたみたいだけど
自宅に戻ってきたからと言って
入院前のような生活には
なかなか戻れません。

介護度も要介護2から要介護4になりました。

ほとんどをベッドで
過ごして
移動は車いす。

入院中から
おむつで過ごしていたので
引き続き自力でトイレにいけるようになるまでは
おむつで過ごしました。

一日中おむつで過ごしていると
臭いも気になりますし、
本人も気持ちが悪いから
お風呂に入りたいというんですが、
お風呂に入れるのって結構な重労働です。

最初は車いすごと浴室へ行って
シャワー浴していたんですけど、
体が大きいおばあちゃんを風呂に入れて
拭いて、着替えさせて、寝かせて、
車いすも拭きあげて・・・

姑と私の二人がかりで
手分けしてやってましたが
これを毎度続けるのはさすがにキツイ。

そこで、
介護サービスを利用することを提案しました。

「訪問入浴」って聞いたことありますか?
週に2~3回ほど入浴させてくれる介護サービスなんですけど
これすごいんですよ。

浴槽ごと持ってきて入れてくれるんです!
横になった状態でゆったり入れる大きさで、
だいたい3人くらいのスタッフさんが来てくれます。

入浴剤もその日の気分によって選べるんですよ!
(入浴剤が決まっている訪問入浴もあります)

もちろん、
アフターケアもばっちり。
髪の毛も乾かしてくれますし
スキンケアもしてくれます。

おばあちゃんも気持ちよさそうでした。
うん、利用してよかった!

(力仕事でもあるため
男性スタッフが来ることも多いです。
気になる人は相談するといいと思います。)

訪問入浴の費用はこんな感じです。

                               厚生労働省:訪問入浴介護

ホームケアサービスは多岐にわたることを知ってほしい

うちのおばあちゃんが利用した訪問入浴だけではなく、
訪問リハビリや訪問介護サービスもあります。

厚生労働省のページには以下のように書かれています。

訪問介護は、利用者が可能な限り自宅で自立した日常生活を送ることができるよう、訪問介護員(ホームヘルパー)が利用者の自宅を訪問し、食事・排泄・入浴などの介護(身体介護)や、掃除・洗濯・買い物・調理などの生活の支援(生活援助)をします。通院などを目的とした乗車・移送・降車の介助サービスを提供する事業所もあります。

厚生労働省:訪問介護(ホームヘルプ)

訪問介護サービスには生活支援だけではなく通院などの介助もあります。

車いす移動になって、
自宅の立地上
病院に連れていくのも一筋縄ではいかなくなりました。

通院の介助をしてもらえるのは
助かる人も多いだろうなと思います。

費用もそれほど負担にならない価格なので
検討してみるのもいいんじゃないかな。

厚生労働省ホームページより


デイサービスの施設を変更してみるのもアリ

おばあちゃんが入院前に通っていたデイサービスは
こじんまりした事業所で、
経営者の方針で女性ばかりの環境でした。

なので、
車いす移動になってしまったおばあちゃんの送迎が
ちょっと大変なようで(自宅の立地が悪いもので;^_^A)
家族が駐車場までサポートすることもしばしば。

本来事業所の方が
玄関まで迎えに来てくれて
帰りも玄関まで送り届けてくれるのが
決まりのようなんですけど
なかなかそうもいかず
家族の予定が立てられない状況でした。

そこで、
自力でトイレに行けるようになったタイミングで
思い切ってデイサービスを変えることに。

デイサービスの変更には
段階が必要なようで
すぐにというわけにはいきません。

でも変えて良かった!
今ではしっかり玄関まで時間通りに送迎してくれます。

おばあちゃんは最初こそ嫌そうでしたが
ショートステイを利用したことのある施設なので
顔なじみの介護士さんもいるようで
今は機嫌よく出かけています。

家族や介護者の負担になることや
モヤモヤすることは
ケアマネさんに相談しつつ
良い方向にシフトチェンジしていくのが吉ですよ!

きっと親身になって対応してくれるはず。

介護者は孤独になりがち!自分も大切にしてあげて

介護者は内にこもりがちになります。

たぶん、周りの人から声をかけられても
「大丈夫」って言っちゃう人も多い。

だからこそ、
介護は誰かに頼っていいんだよ
いろんなサービスがあるんだよってことに
気付いてほしいなって思います。

そして何より、
自分も大切にしてあげてほしい。

頼ることは悪いことでもなければ
見捨てることでもないんだから。

▼このnoteを書いた人▼

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#在宅介護 #webライター #おばあちゃんとの生活 #伝えたいこと

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