写真撮影では絶対「3×3グリッド」を意識して!
前回は小技的な話をしました(こちら)。
iPhoneで写真撮影をする際に、一番大事なこと、逆にこれさえ気にすれば事故を防ぎ、良さげな写真が撮れる、というコツがあります。
それは、「3×3グリッド」です!!
この「3×3グリッド」を中心に、画角や撮影時に気をつけると良い点をお伝えします。
写真加工についてはこちら。
「3×3グリッド」
いますぐカメラにグリッドを入れる設定をしましょう。
そして、顔を上から撮る超アップの場合以外、
【顔を画面の「上 3分の1」に入れてはいけません】
なぜなら、顔が歪むからです。もう一度言います。
【顔を画面の「上 3分の1」に入れてはいけません】
では、それを前提として、まずは
人物写真(ポートレート)の画角とその注意点
をご紹介します。細かいことを沢山書いてしまいましたが、グリッドの意識に加え、
・脚まで写す場合、カメラ位置は腰の辺り
・アップになるにつれ、ズームを使った方が良い
というところを押さえれば大丈夫です。
①「全身写真」
脚を短く頭を大きく見せないために、
カメラを腰の位置に構え、もちろん被写体を下から3分の2までに入れる。
②「膝上」
華奢さを出せる構図。斜め45度手前(または後ろ)からカメラを構え、縦半分〜3分の1の線上に人を配置。
③「腰上」
2倍以上のズームを使う。カメラ位置は自然な腕の位置で良い。
④「腰上(椅子やベンチなどに座っている・しゃがんでいるポーズ)」
2倍以上のズームを使い、カメラ位置は被写体の目線の高さ。
左右いずれか3分の1と上3分の1空ける(4マスのみに被写体を写す)。
⑤「座りポーズ(全身)」
まず被写体は、脚をなるべく遠くに伸ばす。
全身を写す場合(脚も入れる場合)脚の斜め前〜横からカメラを構える。カメラ位置も下寄りの方が良い。上3分の1にはもちろん被写体を入れない。
⑥「アップ写真(座り・立ち)」
斜め上45度から2倍以上のズームで撮る。顔の左右どちらか3分の1を空ける構図も良い。
⑦まっすぐな橋とか道がある場合、隠さず背景に。写真に遠近感、奥行きをうみます。
⑧ポーズに関しては、「三角」を作ることを意識するといい「らしい」です。(素人)
中国SNSの小紅書で「拍照姿势」と調べるといっぱい出てきます。
またUlikeというアプリには、「POSE」というモードがあり、画面上にガイドを出してくれる機能があったりします。セルフィやカフェ、ストリート、ミラーなどシチュエーションごとに選べて良いです。
物撮りのときの画角
物撮りはポートレイトモードが基本です。食べ物ならお皿のふちにフォークとか立てかけて臨場感を出すというテクもあります。
以下構図についてです。
①30度上からポートレイトモード
下3分の1線上にメインのものを配置。
主役と飾りで奥行き感を出すため、他のもの(彩りの花とか)を置くときは斜め奥。二つ置く場合は三角。奥のふたつも斜め。S字状に置くのもあり。
②真上から撮る
(影が入らないのなら)中央のバッテン(白)とバッテン(黄)を合わせるとぴったり真上になる。全部写すパターンとあえて切るパターンとどっちも撮ると、あとで好みの方を選べる。
③ケーキなど断面綺麗なもの
真横から撮る。背景はこだわって、綺麗に整える(ごちゃっとしないという意味)。
または手元を写して寄るのもおしゃれ。前景に他のもの(器、コップ、ティーポッドなど)忍ばせてぼやかしてもいい。
④ 可能なら最後に、フォークや箸で一口持ち上げた(3分の1のグリッド線が交わるところに)写真も撮る。
写真撮影では、時間(と容量)が許す限り、できるだけたくさんの種類の画角で写真を撮っておく
と後で選べるのでおすすめです。ここではどの構図がキマるか、なんてその場で直ぐには判断できないものです。撮ってみてあとで選ぶほうが現実的だと思います。