初潮のこと

初潮を迎えたのは、確か小学校6年のはじめだった。女子だけ体育館に集められたりして指導を受けていたので、下着に血液がついてるのを初めて見たとき、ビックリはしなかった。そして、一般にはそれを母親に伝えたりすると、赤飯でお祝いされたりして、うれし気恥ずかしいものらしいと聴いていた。が、私の家はまったく違った。
ドキドキしながら母親に伝えると、「まだそんなに発育もしてないのになあ」と眉をしかめていわれ、それ用の下着とナプキンの場所を教えられて、簡単にケアの仕方を説明されただけだった。なんか、自分が悪いことをしたような気になった。胸も大きくなってないのに、初潮がきてしまった私が悪い、、。
そして、それは私の女性として性を楽しむことを否定されたような気がした。
ひとことでいいから、よかったね、とか、おめでとうとか言って欲しかった。

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