優しさには体力も必要

他人に優しくするためには、
まず自分自身が良いコンディションでいる必要があります。
ギリギリの状態では、どうしても自分のことだけで
精一杯になってしまいます。

飛行機の非常時の酸素マスク着用は、子連れの場合、親が先です。
親が気絶してしまったら、子どもにマスクをつけることができず、
親子とも危険な状態になるからです。

日常生活でも同じことが言えます。
自分の体力が枯渇してしまえば、他人を助けることはできません。
無理して助けようとすれば、共倒れになってしまうこともありえます。

そのためには体力が必要になりますが、
結局のところ、食事・睡眠・運動という、
あたりまえの基本を、日々きちんと行うしかありません。
これは、自分の健康維持のためだけでなく、
「他人に優しくできる自分」でいるためにも重要です。

いつも優しい人でありたい、誰かの役に立ちたいと思うなら、
体力は不可欠です。
ここで言う体力とは、具体的な筋力だけではありません。
いつも軽やかなフットワークが維持できて、
心にゆとりが生まれるような体力が必要です。

基本的な生活習慣を見直してましょう。
食事・睡眠・運動が、きちんと行われれば、
体力は少しずつ付いていきます。
その体力が、優しさを支える力となってくれるはずです。

体の状態と心の状態は連動しています。
いつも優しい人でいるために、
まずは自分自身の体力づくりから始めましょう。