洗濯物をひとつ干すだけで得られる満足感。 いや、ひとつは盛ったかも。 けれど、ふたつ、みっつ、よっつと干せば干すほど満足感が得られるのは事実だ。同世代のみんな正社員として毎日毎日働いているのに、私だけ働かず家にいるという罪悪感は、時間があればあるほど大きく膨らんでいく。社会から抜け出てしまっているという恐怖と情けなく戦っている。 あれほど働いていた時期は苦しかったのに、 今となれば宝石のように煌めいて、とにかく輝かしいものに感じられた。 今は専業主婦という肩書きに頼りきって生
学生という立場から遠のいた今でも、学生時代の春に夢を夢見がちです。 入学、卒業、就職… どれも夢に満ちていてキラキラしたもののように思えてしまう。 実際にはそんなことばかりじゃないんですけど… それでは今日も20首まとめていきます。 短歌 厄介な今日は何もしないをしよう 私が幸せでいようね 格好いいばかりが人生じゃないから 不器用に短歌を詠むよ モールス信号で寝かしつける夜 ーー・ー・ー・ー わたがしのような君の頬にキスをする僕はまるで子供だった 傘閉じ
ちなみに最近好きになったのは、柴田聡子さんの「素直」という曲です。 ちょっとさみしいなと思った夜中に初めて聴いたのですが、心にすうっと染み込んでいくようで一発で好きになりました。 これもXでたまたまつぶやいている方がいたから知ることができたのです。 気になった方はぜひ聴いてみてください。 では、今日も20首まとめていきます。 短歌 「最期はどの曲で締める?」と尋ねた 君はスピッツ 私はショパン 頭からつま先までを洗ったら 飛び込み沈む私だけの海 教室の揺れる水槽 踊
はじめまして。湯田カニと申します。 8月から短歌を始めたばかりの新参者です。 もともと夫が短歌好きで、最初は「珍しい趣味だなあ」なんて思っていたのですが、色々な短歌を読ませてくれて「現代短歌ってこんなにおもしろいんんだ!」と感じ、私も拙いながら詠んでみることにしました。 noteでは、これまで詠んだ短歌や詩を整理していきたいと思います。 1投稿20首ずつにまとめます。 短歌 朝起きてあなたの寝息に耳立てる 今日も生きてるずっと続いて 狭いから大きな布団を買ったけど