ヨーロッパを旅した100の感想:90.たまに違いすぎて怖くなるバックグラウンド
言葉ってのは万能で、言葉さえ通じればすぐに仲良くなれるんですよ。だからこそ仲良くなると、バックグラウンドが違うということを忘れてしまって失礼なことを言ってしまったり、違いに不意打ちを喰らってしまう事もよくありました。
マルタにいた時に会った、スロバキア人の方はとても陽気で話しやすい方がいたんですが、自国から逃げてイギリスで働いていたところそこでも大変な経験をして自殺未遂までしてしまった末にマルタに落ち着いた方だったり。
ドイツでたまたま電車で隣に座っていた方と仲良くなって、出身の国を聞いたらシリアの方で、自分の国で学びたかったけれど内紛で不可能だからこそドイツまで逃げてきていたり。
コロンビア出身だけれども両親からひどい暴力を受けていたために親戚のいるアメリカに逃げてきたけれど、それでも親から逃げられなくて海を超えて逃げ続けている方がいたり。
私は普通に受験をして高校に入って、大学に入って、何事もなく社会人になって生きてきてしまったので、彼らの壮絶な人生を想像する感情の経験すら持っていないんです。
私は彼らに比べたらなんて平凡な人生を生きてきてしまったのだろうかと、彼らに対して負い目を勝手に感じてしまったりしていました。
もちろん、しない苦労があればそれに越したことはないのでしょうけれどもね。
しかし、そんな大変な経験を乗り越えても笑顔で私と楽しく会話してくれる彼らに対して本当に敬意しか抱かないですし、見習わないといけないことがたくさんあるなと。
バックグラウンドが違うって、なかなか意識しないと気づけないもので、会話の末端から感じ得るものなんですよね。
難しいですよね。
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