確定アスペの夫は好きだけど、すこししんどくなる時もある。
私はこのnoteを始めたことを誰にも話していない。TwitterにもFacebookにもインスタにも載せずに、ちょっといっぱいいっぱいになったときに話を聞いてもらうつもりで、二つ記事を書いた。
そしたら、全く私を知らない人に、「読んでいる」のしるしを貰えた。
嬉しい。ありがとうございます。
夫にも内緒のつもりだったがnoteを始めたことだけは教えた。そしたら早速発見して読んだらしく、照れながら「僕だってさすがにこの町じゃない町のゴミ袋は買わないと思う」と申告してきた。
そうであってほしいと心から願う。
確定アスペと言っても、私の夫は割とうまく社会生活が送れている方なのだと思う。
基本的に性格がおっとりしており、細かいことに気が付かないから、ストレス耐性が低い割に些細なことでピリピリすることはない。
過剰なストレスで机バン!!ギャー!!!みたいなことも年に2回ほどしかない。
毎日会社に出勤して、仕事をすることもできているし、育児という最大のイレギュラー要因が毎日そばをうろちょろしていてもうれしそうだ。
私がブチ切れていても、ぼへーとして引きずられない(というか、それがアスペがアスペである所以かもしれないけど)。
でも、それでも、私は時々しんどいときがある。
子どもをこの人に本当に任せていいのか。
任せている間に、夫が目を離して、その間に何か事故にあったら。夫が長女のおむつを替えている間に次女がソファから落ちて玩具で怪我をしたら。ていうかスマホしか見ていないんじゃない? 子どものこと、見てくれてる?
私が見ていたって起こりえる事故の可能性を、アスペの夫なら高確率で誘発してしまう気がしてしまう。
私の話をスマホを見ながら聞いている姿を見るたびに、「本当は何も伝わっていないのでは?」と不安になる。
視覚優位でスマホは本当に眺めているだけで、きちんと話を聞いていると本人がさんざん話してくれても、聞いている証拠にきちんと議論が成立しても、「でも」「だって」で頭がいっぱいになることだって。
これは、アスペの人と一緒にいたことがない人にはなかなか共有しにくい悩みだ。
うちは二女を出産した直後から夫が一年単身赴任状態だったので、それもあって友人たちからは「考えすぎじゃない?」と窘められたりもした。杞憂なのではと、心配してくれる人もいた。
でも、夫の女友達たちは、口をそろえて「そうだよね」って私のしんどさを肯定してくれた。アスペの配偶者がいる友人も、家族のなかに障碍を持つメンバーがいる友人も、分かるわかる!とさらにいろんなことをシェアしてくれた。
夫は、とてもやさしい、いい人だ。私も彼を大事にしたいと思っている。
でもそれだけでは、一緒に生活し続けることは難しくなる。
双方、理解をしなければ、受け止めて受けいれて、でも無理なことは無理だと伝え合わなければ、一緒に暮らし続けることがどんどん難しくなるだろう。
最近、私は少なくとも私にとって大事な話をするタイミングは常に車内に設定している。
うちは夫が運転し、私が助手席で子どもたちの世話をするのがデフォルトなので、子どもが寝れば夫と話がしやすいのだ。運転中なので神経を使うような細かい数字の話はできないけれど、「私の話を聞く」ことはできるようで、苦手な相槌も割とスムーズに打ってくれる。前を絶対に向いているのでスマホを見ながら話を聞くこともない。
それだけで、私の安心感はとても高まるのだ。
世のアスペさんたちに、少しでもこのことが伝わってくれるといいな、と思う。
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