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島国。
今日京葉線に乗った。
京葉線と言えば東京ディズニーランドがある舞浜駅が止まる電車。
かれこれディズニーランドもシーも17、8年行ってないが、小さい時はよく行っていたし、楽しい思い出がいっぱいあるから、見るだけでやっぱりウキウキはする。
だから間もなくディズニーランドが見えてくるぞ!ということで、電車の外を眺めていた。
窓の外には工場地帯が広がり、果てしなく工場、工場、工場。
海を隔てても、工場、工場。
そしてディズニーランドが見えてきた。
それまでの工場地帯とは打って変わっての、THE夢の国。
椰子の木とイルミネーションに囲まれ、可愛らしいお城やアトラクションで埋め尽くされている。
その光景を側から見ていたら、「あ、なんか映画『トゥルーマン・ショー』みたいだ」と思った。(この先映画のネタバレします)
ジム・キャリーが演じる主人公は毎日幸せに暮らしているのだが、日常に起こる違和感から、実は自分の生きている世界は作り物で、全て偽りだったこと。そして自分が番組の人気キャラクターとして幼少期からテレビで放映され、晒されていたことを知る。
まさにディズニーランドは作り物の世界で、一歩外に出ると工場地帯が並ぶ。まるで日本の縮図を見ているようだった。
今や、入場料が値上がり、いや爆上がりしている上に、どうやら乗り物を乗るにも並ばずに乗るにはお金が掛かるそうじゃないか。そしてお土産代も高いし……。
確かにディズニーランドは楽しいし、私も好きだ。
でも、一歩外の世界は現実。
おとぎの国から帰ってきたら、もうこの国はないかもしれない。
現実のこの島国をなんとかしないと。