ツバメの巣
田舎の実家から「また今年もツバメが巣でヒナが生まれたよ!」と連絡がありました。
わたしの実家には何十年も前からツバメが毎年やってきて子育てをしているんです。
そんなわけで、ツバメの巣について改めて調べてみました。
そもそもツバメとは
ツバメは春になるとどこからかやってきて、巣を作ってヒナを育てて、秋になるとどこかに飛び去ってしまうという、漠然としたイメージしかありませんでしたが、調べてみると日本には5種類のツバメがいるそうです。
・ツバメ(北海道~奄美群島)
・イワツバメ(北海道~奄美群島)
・コシアカツバメ(東北~九州)
・ショウドウツバメ(北海道)
・リュウキュウツバメ(沖縄など南西諸島)
スズメ目ツバメ科の渡り鳥で、世界ではなんと約80種類もいるらしい。
春に東南アジアなどからやってきて秋に戻っていきます。
主食はハエやアブなどの昆虫類。
ツバメの巣とは
ツバメの巣は泥やわらが原料です。
いろんなところから泥やわらをくちばしでくわえて運んできて、どんどん塗り重ねて巣を作るそうです。
そもそも手が無いのにうまい事作れるものだと感心しますよね。
ツバメは努力家なんでしょうね。
わたしの実家のツバメの巣は、もう何十年も維持されていて、補修を繰り返し使っています。
ツバメの巣は縁起が良い?
ツバメが巣を作ってくれると、その家は縁起が良いと言われているのをご存じですか?
それにも理由があるようです。
・ツバメは害虫を食べて豊作を招いてくれる。
・ツバメが巣を作った家は人が集まりやすく商売が繁盛する。
・その他、ご当地により様々な理由があるそうです。
ツバメの巣って食べれるの?
ツバメの巣という高級食材があるのをご存じですか?
食材のツバメの巣とは、ツバメ自身が消化した海藻を唾液で固めて作られた、寒天質の白い繊維状のものです。
中でも最も形が大きく整ったもので色味も白く美しい最高ランクのツバメの巣です。
脂肪分をほとんど含まず、良質のタンパク質、コラーゲンが豊富に含まれています。
ゼリーやサプリメントもありました。
美容と健康に良さそうですね。
ヤクルトスワローズ なぜツバメなのか?
ツバメと言えば、人気プロ野球球団ヤクルトスワローズを想起される方も多いと思います。
では、ヤクルトが球団名をスワローズにした由来をご存じでしょうか?
こちらも調べてみました。
ヤクルトスワローズは元は国鉄スワローズでした。
スワローズの名称は、国鉄が当時最速を誇った特急列車「つばめ」号をPRするためのネーミングだったようです。
つば九郎のキャラクターデザインは秀逸ですよね。
ちなみにつば九郎のネーミングには「鍔(つば)迫り合いに強く、苦労(九郎)しながら接戦をものにする」という意味がこめられているそうです。
ツバメについてもっとくわしく
ツバメについて興味をお持ちの方におすすめの書籍を紹介します。
これまでになかったツバメ解説書とのことです。
写真が多くお子さまに喜んでいただけそうです。
※調査出典