ハンドシェイプ”サンディング編”
ブランクスをつくり、アウトラインを出し、シェイプ、グラッシングする模様をお届けしてきました。
くわしくはこちら。
そして、今回はサンディングです。
サンディングとは
サンダーという電動工具にサンドペーパーを装着して、サーフボードの表面をていねいに研磨して美しい面をつくっていきます。
サンダーの後はサンドペーパーを使用して、さらに美しい面となるよう、磨きこんでいきます。
写真がなかったので、参考までにshin skill YouTubeチャンネルの動画をご覧いただきます。
出典:shin skill YouTubeチャンネル
サンディングツール
まず、用意するのはランダムサンダー。
電動工具のひとつで、円盤形のプレートにサンドペーパーを貼り付けて、プレートを回転させながら研磨するというシンプルなモノです。
サンドペーパーは80番と120番を使います。
80番で凸凹をならして、120番で均一な面に仕上げるといった方法で進めていきます。
サンディングの注意点
サンディングで気をつけなくてはならないのはオーバーサンディング。
フォームのシェイプの工程でも書きましたが、削りすぎると後戻りできません。
削りすぎたらまたクロスとレジンで補修することになり、仕事が増えてよろしくないです。
さらにもうひとつの注意点は、サンダーのプレートをボードの研磨する面と水平にあてるように角度をキープする事。
また、角度をキープしつつサンダーを当てる圧力にムラが生じないようにすること。
これができるようになるには、ある程度の慣れと経験が必要かとも思います。
特に、レール、ノーズ、テールなどの形状が複雑な部位は、ある程度、経験が必要です。
サンダーで全部削ってしまおうとせず、仕上げはサンドペーパーを手で使って、研磨するように使い分けていくことがおすすめです。
ここら辺は文章で説明するのが難しいのですが、やってるうちに勘どころをつかむことができます。
そして、もうひとつ注意点です。
防塵(防毒)マスクとゴーグルは忘れずに。細かいFRPのダストで非常に身体に良くないです。
電動工具を扱うときはグローブも忘れないようにしてください。
万が一、手元が狂うこともありますので。
サンディング完了へ
このような作業を続けて、あらゆる角度から目視でチェックするとともに、手触りで面の状態を確認します。
思い通りに仕上がると達成感が感じられて素晴らしく気分が良いです。
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