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暴走する感情の波をおさえるための独り言。

学級委員選挙は今でもあるのだろうか。

彼氏が小学生だった20世紀や、私の小学生時代にはあった。学期ごとにクラスの代表的役割を担う生徒を、男女一人ずつ選ぶ選挙だ。ちびまる子ちゃんでは丸尾君が学級委員だが、私の記憶では勉強も運動もできる人気者タイプの生徒が選ばれていた。

彼は小学4年生の時に一度だけ学級委員に選ばれたことがあるらしい。そしてそれを近所の人々にも触れまわった。「おばちゃん、おれ学級委員だから」「明日から学級委員って呼んでくれていいよ」と。

この話には続きがある。

翌日のことである。何かの授業をひとつ潰して学級会が開かれた。先生は教卓に両手をつき、少し前のめりになりながらこう言った。「昨日の学級委員選挙でふざけて投票した人がいます。正直に手を挙げれば怒りません。みなさん目をつむってください。ふざけて投票した人は正直に手を挙げなさい。先生は怒らないから」。
彼は薄目を開けながらそっと教室を見渡し、数多くの友だちがおずおずと手を挙げるのを黙ってみていた。投票は無効となり、彼は学級委員ではなくなった。

この一日学級委員の話を彼が笑いながら、でもライオンが遠くを見る時のさみし気な雰囲気の目をしているような気配を醸し出しながら斜め上の虚空を見つめて話してくれた時、私は(私が担任でもそうするかもな)と思いながら「ひどい先生だね!」と言うしかなかった。

そんな彼が、今朝言った。
「もしかすると俺がMOMOリーグの対戦に出場するかもしれない。くもねえに急用が発生したらしいから」

本日MOMOリーグの対戦に出場予定だったうきぐもさんが、急遽の用事で出場できなくなったのだ。彼はピンチヒッターを務めるつもりでいるようだった。

MOMOリーグとか
私の彼氏がそのMOMOリーグにおいてチーム監督をしているとか。
そのあたりの詳細は、二度と話題にしたくないので、
大変お手数をかけて申し訳ないのだけど
以下のnoteを読んでもらえると助かります。

「できればいろんな責任からは、シロクマとペンギンくらい距離をおいて生きていたい」と思って生きているくせに、小学生の頃のトラウマがそうさせるのか、彼は頼られることが好きだ。
頼りがいのない人間なのに頼られるのが好きというのは迷惑この上ないのだが、そのことに気づかない。

そもそも、私の記憶が正しければ今年に入ってからの1か月、彼は桃鉄ワールドのオンライン対戦で1度も勝っていない。未勝利で、負け続きで、弱い。

「他の人に出てもらった方がいいんじゃないの?」
「おれ、監督だしこういうピンチの時こそ、やらなきゃ。いま決勝リーグに進出できるかどうかの瀬戸際だし」

知っているんです。瀬戸際だからこそ、あなたは出るべきじゃないんです。

同じ思いだったのだろう。彼のチームメンバー(彼はクルーと呼ぶ)たちは率先してピンチヒッターに名乗りをあげた。Discordに設けたチームサーバーのコメント欄は彼が一度もコメントすることなく埋まっていき、無事におおさんがピンチヒッターということに決まった。

私は分かる。チームメンバーたちは「あいつが『代打おれ』を言い出す前に何とかしなければ」という想いを、言葉を交わすことなく、文字を送りあうことなく、アイコンタクトも、事前のリスク管理ミーティングもすることなく、互いに分かりあっていたのだ。そしてブロックとブロックの間にセメントを埋めるように、彼の言葉が入り込む隙間のない鉄壁のコメント欄を完成させたのだ。素晴らしいチームワークだ。

私は別にMOMOリーグに興味はないのだが、素晴らしい団結力を持つこのチームを応援してみようかという気持ちが、小さく芽生えた。
誤解しないでほしいが、本当に小さく芽生えただけだ。
砂漠のオアシスに咲く花のように、小さな芽生えでしかない。

うきぐもさんのピンチヒッターとなるおおさんについては、こちらに紹介しているのでよろしければご一読ください。

おおさんが見事勝利したら私は彼にこういうのだ。
「おおさんすごいね。あなたが出なくてよかったね。だって、あなたは今月未勝利で、負け続けで桃鉄が弱いから。もしかしたら私の方が強いんじゃない?」

みなさまにもこんな桃子の気持ちを応援してもらえると嬉しい。

応援方法は以下の通りだ。

1,今日(2/1)21時からの予定をあける
  21時から23時半のどこか10分間のすきま時間でもかまわない
2,youtubeでMOMOリーグの公式チャンネルにアクセス
3,ライブ配信中の対戦を視聴
4,コメント欄に「おおさんファイト(桃子も応援しているみたいザマス)」と書き込む
以上だ。

面倒なお願いをしていること、大変心苦しいですが、ついでなのでチャンネル登録や高評価もしてもらえると、おおさんも喜ぶと思います。ついでのついでで「ヒウィゴー(桃子の代理ではありません)」と書き込んでもらうなんて、わがままなお願いでしょうか。

配信はyoutubeはこちらからチェケラいただくのがスムーズです。

波を砕く防波堤のように、今日7回「私はMOMOリーグには興味がない」とつぶやいた桃子より

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