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信じるから壺を買うのではない、信じたいから壺を買うのだ

彼氏はお酒が大好きなのだけど、いい歳をして落ち着いて飲むということができない。

たとえばつい先日のこと、お店の前の路地を偶然に通りかかった友人を呼びとめようと、ビールジョッキを倒さんばかりの勢いで立ち上がり店を飛び出し、タクシーにはねられそうになっていた。「あんなに大きなクラクション鳴らさなくてもねえ」じゃないのよ、まったく。タクシーもいい迷惑だ。

あるいは、その次の日。何人かの友人たちと3軒目のお店へと移動しようとした時のことだ。珍しくおとなしく歩いているなと思っていたら、不意に電信柱にのぼろうとしはじめた。馬鹿と煙は高いところにのぼるとはよく言ったものだ。みんなで説得してなんとか思いとどまらせたが、うっかりすると炎上案件だ。

もう少し落ち着いて生きて欲しい、何度そう思ったことか。

そんな彼が、いつにも増して落ち着きがない。
私が今日のヤクルトスワローズの試合について話しかけても「皿洗いは今やろうとしていたところだよ」という、まったく心ここにあらずな返事を返してくる。

いつにも増して落ち着きがないのは、明日にMOMOリーグ シーズン2の開幕を控えているからだ。

MOMOリーグ シーズン2の詳細とか 彼がMOMOリーグ シーズン2においてまたもやチーム監督をすることになった経緯とか、その辺の詳細は二度と話題にしたくないので 大変お手数をかけて申し訳ないのだけど 以下のnoteを読んでもらえると助かります。

監督というのは腰を据えてどんと落ち着いている存在であるべきだ。たいていの場合、野球でもサッカーでも落ち着きのない監督のチームは弱い。

はたして彼のチームは大丈夫なのだろうか。大丈夫なわけがない。

私は思う。彼のチームにはもっと監督に適任な人材がいるはずだ。たとえば明日の開幕戦に出場するしまちゃんだ。彼と同じようにお酒好きな女子だが、お酒を飲んでいてもしっかりしている。
先日、彼のチームが主催した酔い鉄の様子を見てもらいたい。彼一人が気分よく酔っぱらうなか、冷静に空気を読みながら場を盛り上げている。

私は、明日のMOMOリーグ シーズン2開幕戦で、しまちゃんの勝利を応援しようと思う。そして、見事しまちゃんが勝利した時、彼にこういうのだ。

「しまちゃん、今日も落ち着いてしっかりプレイしていたね。緊張する開幕戦なのにすごいね。あなたもしまちゃんを見習ってもっと落ち着きなさいよ。いいえ、無理ね。あなたは100万回生まれ変わっても落ち着くことなんてできないのよ。反論は認めない。そんな監督だとチームメンバー(彼はクルーと呼ぶ)がかわいそうだから、しまちゃんと監督を変わってもらいなさいよ。チームのメンバー(彼はクルーと呼ぶ)もその方が喜ぶに違いないから」と。

ここまで言えば彼も分かるだろう。自分が監督の器ではないことを。
そのためにもしまちゃんにはぜひ勝ってもらわないと困る。しかし桃鉄は非情だ。勝ったり負けたりするのが桃鉄であり、全勝の者は存在しない。私の願いは叶うだろうか。いや、叶わないと困るのだ。もしも願いが叶うというのなら、私はどんな壺でも買うだろう。

みなさんには、ぜひ桃子の切実な思いを応援してほしい。 応援方法は以下の通りだ。
1,明日(4/20)朝8時から予定をあける
2,youtubeでMOMOリーグの公式チャンネルにアクセス
3,ライブ配信中の対戦を視聴
4,コメント欄を「がんばれ、しまちゃん(桃子が壺を買いませんように)」で埋め尽くす
以上だ。

面倒なお願いをしていること、大変心苦しいですが、ついでなのでチャンネル登録や高評価もしてもらえると、しまちゃんも喜ぶと思います。 配信はyoutubeはこちらからチェケラいただくのがスムーズです。

広くもない部屋のなかを、ぐるぐると歩き回る彼の脳天に壺を叩きつける自分を想像して、なんとか心を平静に保っている桃子より

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