少年院 №7 切ない指きり
目が覚めても考える事は同じだった・・・。俺に足りないモノは一体何なのか? 年齢? 経験? 経済力? 常識? 責任? 上げればきりが無かった・・・。それでも{俺は絶対に子供を育てられるっ。}そう強く思う気持ちが俺の自信なんだと、身勝手に履き違えていたのだった。反対された怒りに反発し、強がり意地を張っているだけなのか・・・?俺は何度も繰り返し心で問いかけた・・・が、
「そんなもんはどうでもいいじゃろがぁ!!」
俺は、一向に答えもでない苛立ちから、荒れ狂った。道行く野郎と目と