スーパーブルーム*花の絨毯
「スーパーブルーム現象」をご存知だろうか?
ここ最近は頻繁にニュースにもなっているので、世界中の情報をチェックされてる方は、何回か写真や動画を見たことがあると思う。
砂漠地帯が突如緑化する。もしくは、花の絨毯化する。
これが、嘘みたいな話で、実現している。
もちろん、そうなる前に、異常気象がやってきていて、大嵐や竜巻、大雪や吹雪、雹や大洪水など、とんでもない威力に見舞われているのだが。
その、後に。
一面の砂漠地帯は、夢のような世界を迎える。
少し参考写真を貼りたい。一番上が元々の砂漠地帯。
詳しく知りたい方は、サウジアラビアやデスバレーのスーパーブルームで検索してみてほしい。
川や湖も出現している。
いままで、それが無い世界に暮らしていた人々はどんな想いだろうか。
いままで、それが無い世界が突然現れて、どんな暮らしに変わったのだろうか。
もちろん、ずっとこれが継続維持されるとは限らない。条件が揃い続けて、気候も安定しない限り、植物は生存し続けることは不可能だと思う。
しかし、「大量の水分」のみで、地中に埋まっていた大量の植物の芽が出る、出た、という事実は、確定されたことになる。
嵐が過ぎ去ったのち、人間がせっせと広大な土地に種まきをしたわけじゃない。
人間がせっせと耕したわけでも、管理しているわけでもない。
にも、関わらず。
「大量の水分」のみで、ここまで激変することができる自然の驚異的ちからには、圧倒されると思う。
しかも、
とある説では、
なんと、絶滅した種も再出現する可能性があるという報告も。。
それは、ごもっとも!で、いままでは環境の条件が揃っていないだけで、動き回る動物と違い、植物はその種を地中深くに眠らせているだけかもしれない。
休眠状態から、発芽できるそのタイミングだけをひたすら待ち続けて……。
人間にとっては、とても、過酷な災害レベルの異常気象。
しかし、植物にとったら、その生存本能が一気に開花するまたと無いチャンスであるわけで。
なかなか皮肉にも、両者が程よく、調和の中で暮らしていく、というのは無理があるのかもしれない。
大自然の威力は、本当に凄いのだ。それにいま、日本の春の山の中は、花粉が凄いだろう。我々が知らないだけで、その山の中で働かれている方も大勢いらっしゃると思う。
大自然の威力を知る人間というのは、無理に自然と人間は一体になれとは言わない。
それは、たぶん、何処かで線引きをしない限り、人間と自然は共存ができないと、本能的に理解しているからかもしれない。
ジブリのもののけ姫のラストのように、自然と文明はどこかでうまく折り合いをつけていかねば、どちらも滅んでしまう、だから共存の道を考え続けていこう、とアシタカは伝えたかったのかなあ…(いや宮崎駿か…ま、どっちでもいいか笑)
なんにせよ。
地球は変わり続ける。
変化しないものはない。
その光景におもわず息をのんだり、哀しんだり、感動したりも良いと思う。
でも、私が思うのは、その気持ちが「安心して感じられる」ように、文明も変化していくべきということ。
自然は急速にその姿を変えるから。
文明が自然に飲まれて流されて遺跡化していくのは、避けていきたい。沢山の命が巻き込まれるケースもあるのが事実だから。
人間ができるのは、そういった文明を守る術だったり、人命を存続させる対応策だったりするんだと思う。
いつになく、真面目な事を書いてしまった!
ま、たまにはいいか!
それにしても、花畑っていいよねぇー
こんなところで歌ってお昼寝して、
ピクニックしてみたぁい(^^)/
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