あおの記憶 #リライト金曜トワイライト
出会いは偶然だったのか
別れは必然だったのか
君の本当の心は
今も僕にはわからない
だけどあの日の日本酒は
君の肌のように柔らかくて
嘘なんてひとつもなかった
君の心のように澄んだ色をしていた
夏が来るたび
蒼い空と碧い海が
僕をあの頃の
淡い記憶の中へと連れ戻す
僕の記憶は眩しかった君の笑顔より
あのときのビーチサンダルを思い出す
目を瞑る
記憶を呼び起こす
君と僕の境界線は
この蒼い空と碧い海の境界線のようで
溶け合うようで交わらない
こちらの企画に参加しています。
一緒に見た風景や記憶は時の流れと共に薄れていく。
だけど時々その記憶がふとした時に戻ってきて、少しセンチメンタルな気持ちにさせられることがある。
そんなワンシーンを、詩としてリライトしてみました。
池松さん、素敵な企画ありがとうございます。
2020.10.2
いつか自分の書いたものを、本にするのが夢です。その夢を叶えるために、サポートを循環したり、大切な人に会いに行く交通費にさせていただきます。