未来からの紙ヒコーキ #リライト金曜トワイライト
夕暮れに染まる空
潮風が僕の鼻をくすぐる
太陽がゆっくりと沈み
まぁるい月が海を照らす
この空の向こう
この海の向こう
君の変わらない笑顔が
優しく微笑んでいるのだろうか
暗くなりゆく海に
たったひとつの紙ヒコーキを飛ばす
君に届かない想いを乗せて
もう届かない恋心を沈める
風に流されて
見えなくなる紙ヒコーキ
君は幸せですか
僕は幸せですか
同じ未来を夢見られなかった僕らは
今を大切に生きている
だから信じてる
僕らは幸せだって
こちらの企画に参加しています。
忘れられないほど、恋い焦がれていたわけではないのに、ときどきふと思い出す恋の記憶があります。
甘酸っぱさと切なさと懐かしい痛み。
紙ヒコーキを飛ばすシーンがまるで映像のように浮かんできて、それを詩にしてみました。
池松さん、素敵な企画ありがとうございます。
2020.10.8
いつか自分の書いたものを、本にするのが夢です。その夢を叶えるために、サポートを循環したり、大切な人に会いに行く交通費にさせていただきます。