開きにくい扉が、あったりする。
わたしにとって、社会の扉、仕事の扉は、
開きにくい。
友人や出逢い、遊び、そういった扉は、
無理せずとも簡単にすっと開く。
いまは、ことばの扉が開かれている。
いつもとちがう雰囲気や表現が生まれやすい。
コツコツと、何かを積み重ねていった先に、
なかなか開かない、苦手な分野の扉があったりして、
そういったもどかしい時期はやってきたりする。
しいたけ.さんは、”虚しい穴”は誰にでもあると言っていた。
仕事、家族、恋愛、どんな人でも、
いつまで経ってもなかなか解決しないような、
抱えているものはあったりするのだと。
わたしにとっては、仕事や社会で活動すること
だったりする。
毎日、日常生活を積み重ねていくのが、
そんなに何気なく進む、ということがまずない。
なんでか分からないのだけど、日々いろいろ感じるもの、考えるもの、の中で、
心身の状態が様々にモードを変え、紆余曲折の
乱高下を繰り返すのが常であって、そういうもんで、それがわたしのバランスの取り方だったりする。
まぁ、そんなのは何でもいいのだ。
どうでもいいのだ。
ただ、どうにも整わなくて、日常を淡々と送れないことに、
けっこう苦しかったり虚しかったり
自分を責めて優しく出来なかったりすることに、
あきらめて、そんなもんで、そこそこでいいよ、
とようやく声かけられるくらい楽になって。
月夜の下で、
ふぅーーっと、ようやくひと息つけていたり、する。
そこそこでいいよ、って言ってあげられる
ひと時が、ほんとにしあわせ。