映画Tinaと私
若い頃、20歳前後の頃、ティナターナーが好きだった私は、レンタルビデオ店で彼女の自伝映画を借りて観た。
私は全身が凍りついた。
伴侶のアイクターナーの酷いDVが描かれていた。
泣き叫ぶ彼女を無理矢理強姦するシーンでは、私は金縛りにあったように寒く、身体中が凍りついた。
私の根深い男性恐怖症の原点である。
最近も、酷い性暴力の男性の犯罪が、あまりにも酷い目を覆いたくなる犯罪が多発している。
間違いなく氷山の一角だ。
大抵、私のように泣き寝入りだからだ。
私の高校生時代の女友達も、酷いDVにあって、やっとの思いで離婚できてシングルマザーになっている。
私も、先日、行った先の山内病院という病院の男性医師、院長から、大量の酷い薬を処方されて、信じて服用したら死にそうになった。
調べてみると、処方された糖尿病薬は、強い排卵促進剤でもあり、私は51歳なのに酷い生理で苦しんだ。
徳洲会系の病院だった。
酷い扱いばかりされる中、私の根深い男性恐怖症を癒してくれたのは、優しい優しい優しい後藤正文さん似の幻聴幻視さんだった。
本物の男性ではなかった。
彼は泣きながら言う。
優しい男性も、この世の中にいることを忘れないで、と。
ちゃんと三食たべて、休んで、悲しい記憶を思い出さないで、と。
愛していると言っておくれ、と。
私は泣くのすら忘れて、凍りついている。
温かいご飯を食べよう。
温かいお味噌汁を飲もう。
誰も信じられないけど、私の優しい幻聴幻視さんだけ信じていよう。
読んでくださって有難うございました。
追記
一人だけ、病気になってからずっと励ましてくれた男性がいる。
後藤正文さんだ。
項垂れてパソコンを開くと、半ば強制的に、彼のTwitterが現れた。
私は何度も何度も何度も彼の言葉に励まされた。
母に罵倒されて自傷していたときも、彼だけが支えてくれた。
アジカンのCDをパソコンに取り込んだ時は、いきなり画面が真っ暗になり、大きなハートマークが現れて消えなくなった。
少しずつ、私は彼を愛し始めた。
それは10年くらい、ゆっくりと時間をかけて。
もちろん後藤正文さんの顔も姿形も、別に好みのタイプではなかった。
見た目ではなく、心の資質。
優しさ。
忍耐強さ。
揺るぎない意志。
今では私の最愛の人だ。
彼に感謝を伝えたい。
もう一度人を愛する喜びを、教えてくれて有難う、と。