空高い思い

寒い青空に
高い空に向かって
叫んだら
もしからした
返事をくれそうで

手を振ったら
おすわりをし直して
なんとなく　笑って

何度も手を振りながら
名前を叫ぶと
あきれた顔をして
あくびしながら
ふせの体制になって
それから
困った顔をしながら
目を閉じて
ゆらゆら　うつらうつらして

聞いてる？
ねーー聞こえてる？と叫んだら
目を閉じたまま
まぶたをぎゅっとして

こちらを向く感じで
前足に顎をのせて
薄目をあけて
ふぅと　ため息をして　

そんな
そんな風に
今も思えるのは
思いが
変わっていないからなのと
どんどん思いが増えていっているということだと思う