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一つ年下の弟の死 ~鎌倉のkaiさんとの出逢い~

上の写真は、弟が水戸の海が見える駐車場で亡くなってからつくばで解剖して、水戸の警察から霊柩車で葬儀場へ移動した時に車で後ろについて行った時の車窓からの写真。

すごく真夏のような空に季節外れのススキが生き生きと写っていてあたしのお気に入り。弟は、晴れやかな気分だった。そう思いたい。弟が決めた道を否定したくない。

ただ、どんな気持ちだったのか知りたくて、、受け止められなくて、、わたしは当時、冷えとりという健康法をしていて、その繋がりで ちょっとスピリチュアル的な人が葉山にいて弟の想いを写真から読み取ってくれるというので母と2人で行ってみた。

どうしても納得したかったし、第三者の誰かに今家族に起こっていることを知ってもらいたい気持ちもあったと思う。可哀想って思われたい願望を持つのはわたしの小さい頃からの悪いクセ。

kaiさんという中性的な男性の自宅へ向かった。ナチュラルスタイルで、長身で、紺の麻の羽織りがとっても似合っていて雰囲気がある方。

部屋の窓がオープンカフェのように庭につながっていて、部屋に入ると直で外の空気が流れている。なんだか、ハイジの世界のような。

わたしは弟の写真を見せて生年月日を伝えた。すると、小川さんは写真を見つめていくにつれて、今にも吐きそうな切なそうな顔つきに変化した。

「弟さん、とても苦しい想いをして決断をしましたね。」

「弟が海に向かった時の精神状態ってどうだったんですかね。取り憑かれたように無我夢中だったのか、冷静だったのか知りたいんです。」とわたし。

「冷静ですね。よく考えた結果での行動だったと思います」そう聞いて、死から3.4か月経ったやっと、府に落ちた気持ちになった。

そのあと、わたしと母は目を閉じるように言われアロマの香りの中にいた。

すると、不思議な現象が起こった。夢のような現実と区別がつかなくなりそうなくらいだった。

突然、庭から風が入ってくるのだった。勢いよく。弟の気配なのか、目を閉じるから自分がぐるぐる回っているような感覚さえ感じた。

そしてしばらくして、すーっと風がなくなり嵐が去ったような気持ちになった。

母も体験したが、今、あの日の出来事をあまり2人で話していない。でも、わたしの気持ちがふっきれたことは確かだった。前向きに弟のことを考えられるようになった。

忘れた頃に弟はわたしの夢に現れる。「ねーちゃん」って呼ぶ声が愛しくて兄弟ドラマとか観ると泣けてくる時もあるけど(今だったら俺の話は長いというドラマの弟役の満。あんな細身じゃないけど、ケンカしてる風景とかはホント変わらなくて思い出す)でも、弟のためにがんばって生きよう、とかは思ってない。

ただ、メンタルに悩む人々をどんな形でもいいから手助けしたい。その気持ちは年々強くなる。大人も子どももね。








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