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【占守島の戦い】戦後ソ連との戦い11

⭕停戦交渉

第91師団司令部は、反撃を命じた当初から軍使派遣を考えており、18日15時、日本側は長島厚大尉を軍使として随員2名と護衛兵10名を付け、停戦交渉のため濃霧の中を派遣した。
途中から長島大尉が単独で進んだが、ソ連軍に拘束され、両軍の連絡は確立されなかった。

このため、翌19日朝、山田秀雄大尉らの新たな軍使を派遣し、今度は接触を確認できた。
しかし、ソ連側は日本側の最高指揮官の出頭を要求して交渉に応じなかったため、柳岡師団参謀長や歩兵第73旅団長の杉野少将らが3度目の軍使として送られた。
会談でソ連側は、停戦のみでなく武装解除などを要求し、日本側軍使は最終的にこれに同意した。報告を受けた堤師団長は、停戦以外の武装解除などについては授権していないとして、柳岡参謀長を再派遣し、交渉を行わせた。

#占守島の戦い11

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