珍名さんで生きてきた話。
前回、『 若かりし頃、テレビに出た話 』を書いたのですが、
いちばん直近でテレビに出た話は、温存しておりました。
(いや、前回長くなったので…)
トップの写真は、その時の様子を旦那が隠し撮りしていたものです。
ご覧いただいてわかる通り、ガッツリ冬の装備でインタビューを受けておりますが、この写真ではイマイチわからなくて助かってるのが、書いてる内容と、顔面がほぼスッピンということです。
この場所は、札幌の中心部にある『地下歩行空間』という地下道。
札幌駅からススキノの歓楽街までを通る道です。
これが無いと雪道を地道に歩くことになるため、非常に助かる道。
ここを歩いておりましたら、HTB という北海道のテレビ局のお兄さん2人組に声をかけられました。
「身の回りの方などで、珍しい、変わったお名前の方はいらっしゃいませんか?」
とのこと。
今はキラキラネームやらDQNネームやらもいるでしょうし、それなりに見つかるんじゃないの?と思ったのですが、なかなか思うようにインタビューの成果が上がってないようで、お疲れのお兄さんたち。
そしてうちの旦那が一言、
「受けてきてあげたら? 俺は出れないけど。」
≪前回より≫
> 残念ながら旦那の『自衛官』というちょっと特殊な職業上、自衛隊に申請せずにテレビに出るということができないのです。
無責任!!
てめー、嫁の旧姓を売ったな!?
そう、私の旧姓が、わりと珍しい。
身バレするとマズいので(何したんや)人数だけ書きますが、
『名字由来net』さんのランキングによると、私の旧姓は約660人だそうです。
他のお名前を見たところ、
格闘家にもいらっしゃる『那須川』さんや、
発明な感じ(アホの例え)の『源内』さんも、約660人とのこと。
(しかも発明の源内さんは苗字じゃない)
ここで問題になるのが、『レア感』。
ぶっちゃけ、同じ660人コースの中に、梅元さん、横峯さん、里内さんなどもいらっしゃるのですが、珍し感が無い。(なんか失礼)
名字として違和感が無い。
そこへきての、『帷子』(かたびら)さんなどは、珍し感が素晴らしい。
しかもカッコイイ。
私はと言うと、
カッコよくないクセに、違和感だけはある名前です。
ご先祖様、ごめんなさい。
私も帷子さんとかが良かったです、どうせなら。
インタビューの話に戻ると。
お兄さんたちには非常にありがたがられ、あぁ違和感のある名字でよかった、人の役に立った、と思える約10分でした。(ざっくり)
さすが、仕事が早く終われそうなことを喜ぶ社会人からの「ありがとう」は、重みがある。
「珍しい苗字で良かったこと、悪かったことなどはありますか?」
と、素人相手にエピソードトークを振ってくるという、わりとスパルタなインタビューでしたが、そこは持ち前のほっといても喋る口が頑張りました。
「良かったことは、1発で覚えてもらえること。
悪かったことは、1発で覚えられてしまうこと。」
向こうは覚えてるのにこっちは覚えてないことにどれだけ苦労したか!!
田中さんや高橋さんは、気やすく珍名さんに話しかけないであげてほしい。
(※意見には、えげつない個人差があります)
このインタビューの様子は、翌日の早朝、朝の情報番組のワンコーナーで放映されたそうです。
自分では見てない。
なぜならば、スッピンだから!!
最後になりましたが、660人コースの旧姓から、現在は、
50,000人台後半コースの名字に嫁入りしております。
・・・なんかもったいないことした気がしてきた。
いつかここの文章をまとめて同人誌にしたいという夢があります。