ツラツラ小説。 散花。
ツラツラ小説。 散花。
片割れ。2人の思い出の地を巡る。
夢、転がり、残る匂いを味わって、
自転車。帰る。夕暮れに咲く花。
木は、切られて、冬を待つ。
空が高くなり、秋の味覚。
天高く、肥える。
咲いた花を踏まないように歩いていたら、いつのまにかみんなより先に行ってしまった。慌てて戻ろうとして、茂みに踏み入り、沈む。誰にもバレないところでひっそり秘密の内緒話。
2人きりの夢が恋人繋ぎして、元のところへ戻ってくる。僕は反比例的に、等速直線運動をしながら、あなたを嫌いになる。嫌いにならなければ生きていけない。僕は、自分から、自分が望んだから離れてく夢。
夢から醒めた。動悸が起きているのは本当に夢を見ていたから。夢という一時的な記憶は、動悸というものとして、この現実に侵食してくる。夢が与える影響は、その日1日を狙い澄ましたかのように的確に与えてくる。
寝起きの天井。薄暗い豆電球。つけっぱなしのリビングの照明が寝室まで洩れてきている。一生来て欲しくなかった明日が来た。あなたと過ごした日々が少しずつ遠ざかるから、1日が少しでも遅く過ぎてほしい。僕は忘れられていない。未練たらたら、たらたらしてんじゃねえょ。ょ。文字の小ささが言葉とずれている。反比例している。さんかと打ったらあの人の名前が現れる。きっとどこかでその想いがあったから、運命的にこのタイトルにしたのだろう。だって僕はこのタイトルにそんな意図はなかったからだ。また今日も眠る。照明を消して、
だけど、テレビ付けっぱで。
静寂に耐えられない毎日。今日寝て今日起きる生活。
2足。そこにいた。少し遅れた。
ごめんね。行こうか。
肉まん、2人で分けたね。
ご飯食べたねお酒美味しかったね。
水族館行ったね。
写真と動画に、姿と声。今は遠く。
歩いた。歩き回った。
都会も田舎も神社も。
写真。写真、写真、景色、雪、猫。
歩いて帰って、また会う約束をして、
くっついたり、離れたり、
駅前、地下鉄のホーム。電車見送りながら
別れ話。別れられなくて、僕だけが。
駄々をこねてうどん食べた。
味も覚えてないうどん。
小説読んでくれてありがとう。
感想くれてありがとう。袂を分ち、
歩き始められる。憧れをこの空に。
神格化はしない。今もそこにいる。
僕は継承する。栄枯盛衰。
ライバルよ、俺は
負けない。
片割れの夢。
盛者必衰。堕落した毎日に、
どこかで再会しないか。と、
前を向いて、下を向かずに歩いたら、
花を踏み出し、花が散った。散花。
これが今の俺。完全無欠。
絶対的。
そしてまた、眠たくなり、床に入り、
目を瞑る。