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女の友情はハムより薄い

私、友達がいないのです。

ご近所さんや子ども関係の知り合いはたくさんいるのですが、友達と呼べる人はいません。

ひょっとしたら私のことを友達だと思ってくれている人はいるかもしれませんが、私が友達だと思っている人はいません。

小学生の頃は、友達が欲しくてほしくてたまりませんでした。

どんな子にもニコニコして、嫌な事をされてもニコニコして、そうしていたらたくさん友達ができました。

中、高生の時は、友達と撮ったプリクラを手帳に貼ったり友達に配ったりして、『友達に囲まれている自分』をアピールするのに忙しかった記憶があります。

つい最近、高校の頃からの付き合いだった子と些細な行き違いで縁を切るまでに発展し、自分の中で『友達ってなんだろう?』と言う疑問がふと湧いてきました。

その時頭に浮かんだ言葉がどこかで聞いたことのある

『女の友情はハムより薄い』

男性もそうだとは思いますが、特に女性は進学や就職、結婚や出産というライフイベントごとに人間関係が移り変わりやすいのではないかと思います。

何十年も続いている友情に憧れないこともないのですが、私はこの『移り変わる人間関係』が結構気に入っています。

転勤族だということもあり、定期的に人間関係が入れ替わることがとても心地良いのです。

人の価値観はその人がその時に置かれている環境に大きく影響されてコロコロと移り変わっていくもので、『いいな』と思う人もその時々で変わっていくものです。

一度友達になったらずっと友達でいなければならないなんて法律はどこにもなく、いつだって衣替えをするように人間関係を替えていくことは、自由に生きている証拠だとすら思います。

だからこそ、息子たちにも友達100人なんてつくらなくていい。
すごく気の合う子がいたらラッキーだし、嫌いな子がいたっていいんだと話をしています。

人間関係を軽やかに。

繋がりすぎる現代だからこそ、『友達100人』の刷り込みにだまされずに、自分は本当に繋がりたいと思っているのか?を立ち止まって考えてみることも大切ですね。

いつも空気を読みすぎて人との関係でくつろぐことができない私がたどり着いた方法です。

大人って自由だ!!

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