私、友達がいないのです。 ご近所さんや子ども関係の知り合いはたくさんいるのですが、友達と呼べる人はいません。 ひょっとしたら私のことを友達だと思ってくれている人はいるかもしれませんが、私が友達だと思っている人はいません。 小学生の頃は、友達が欲しくてほしくてたまりませんでした。 どんな子にもニコニコして、嫌な事をされてもニコニコして、そうしていたらたくさん友達ができました。 中、高生の時は、友達と撮ったプリクラを手帳に貼ったり友達に配ったりして、『友達に囲まれている
私は、夫の転勤で海外に住んでいる。 いわゆる駐在妻という立場。 駐在妻という世界はとても狭い。 日本人が多く住むエリアは限られているため、日本にいる時よりもギュギュッと濃縮された人間関係の中で生きている。 そうなると、自分の価値観と他人の価値観の境目が見えにくくなる。 『この国で生活しているなら駐在妻御用達の〇〇は買っておかないと』や、『この国から近い〇〇と〇〇には旅行しておかないと』や、『この国でしか味わえない〇〇は食べておかないと』などの『こうするべき』だらけ。
次男を出産した翌日、産院の談話室で面会に来てくれた夫がぽつりと言った。 『タイに転勤になった』 なんてこったー! 家を建てたり子どもを産んだりすると転勤が決まりやすいというが、あのジンクスは本当だったのか。 『そ、そっかー。タイ、か...』 出産直後のタイミングで頭が混乱している上に、私は一度も日本を出たことがない日本大好き人間ときた。 でも、不思議と迷いはなかった。不安はあったけど。 『行くしかない』 なぜなら、国内外の転勤がある夫と結婚する時に母から言われて
我が家の長男は、いわゆる『発達障害のグレーゾーン』と呼ばれる子です。 発達障害は、どこからが障害になるかの線引きが曖昧で、特にグレーゾーンの子達は見方によっては個性、味方によっては障害となります。 長男は生まれた時から寝ない赤ちゃんで、抱っこをしたままソファーで夜を明かした事が何度もありました。 少し成長してからは、寝ない・食べないに加えてこだわりの強さや癇癪が目立ってきて、私はテレビから流れる、虐待の末、子供を殺めてしまったお母さんのニュースを他人事として捉えることが
私には二人の息子がいます。 長男妊娠中、お腹が少し目立ってくる妊娠中期に入ると、会う人会う人に『性別はわかった?』と聞かれました。 『男の子だよ』というとちょっと憐れみを含んだ表情で『そうなんだー』という反応。 不妊治療を経て6年ぶりに次男を妊娠中、またしても会う人会う人に『性別はわかった?』と質問の嵐。 男の子だというと、『わぁー!たいへーん!』という若干ネガティブ要素を含んだ反応。 今まで流産や不妊治療を経験し、授かるまでに様々な思いをしてきました。 たくさん悩み苦
まず一番最初に伝えたかったこと。 それは、 『お父さんとお母さんが不勉強なまま、君にタブレットを渡してしまってごめんね』 ということ。 そもそも検索履歴にはそういったものを検索した形跡はなく、あくまで工作の動画を探す中でたまたま見つけたものをどんどん観てしまったよう。 タブレットを使わせる前にしっかりとしたセキュリティーをかけなかった親の責任だということをまず彼に謝罪しました。 そして次に伝えたかったこと。 それは、 『こういうことに興味が出てきたのは決して悪いことでは
先日、家族で共有しているタブレットのYouTube閲覧履歴を見てビックリ。 いつかしなければと思っていた性教育を小3の息子にやってみた話です。 我が家は息子個人のスマホやゲーム機等は与えていません。 時々折り紙の折り方や工作の仕方を自分で調べられるように、家族で共有しているタブレットを渡していました。 最近、ただタブレットを眺めていることが多いなと思っていましたが、『いい折り紙の折り方がなかなか見つからない』という彼の言葉を信じて疑いませんでした。 しかしある日の彼の様
休日なのに夫はゴルフ。 息子達は暇さえあれば兄弟喧嘩。 イヤイヤ真っ盛りの次男は理不尽すぎることですぐに床にひっくり返る。 『あーーー、もう嫌だ』 息子達を叱りつけたあと、こんな自分が嫌になり、声を出してわんわん泣いてしまう。 いつだってそう。育児本を何冊も読んで『今日からいいお母さんになろう』と思っても、その5分後にはもう怒ってる。 『私は母になるべき人間ではなかったのかも』 そんな事を思いながらわんわん泣いていると、長男がそっと慰めの手紙をくれる。 おかあ