今週は、「私は自分の本当の存在を生きる」ということをテーマに考えてみたいと思います。
自分の本当の存在ってなんでしょうか?自分自身の内なるものということになると思いますが、それはアントロポゾフィーでは、自我と呼んでいます。自我には深い深い奥底があって、その話はまた今度。
私の内なるものにそって生きるとは、この物理的なこの世界に何かしらの「表現をする」ということだと思います。それは、仕事でそれを表現している人もいれば、趣味で歌や絵を書いて表現している人かもしれない。はたまた、ただ、在るだけ(生きている)でも大事な表現です。
たまたま、今日、20代の後半から数年間お世話になった、表現アートセラピーのアトリエYSの吉田エリさんの「表現すること」についての言葉に出会い心をうたれたので、ここにご紹介したいと思います。「定期専修講座2021」の結びでの言葉だそうです。
今日から、私たちの住処がある創立50周年の山落会のコミュニティ農園を引き継ぐことになりました。暮らしの中で農に触れる、これも一つのこの世界に対する表現だと思っています。
私は、暮らしを通じて自分を表現したいのだと、ここのところ、よく感じています。『暮らしが仕事で、仕事が暮らし』民芸運動を進めた陶芸家の河井寬次郎の言葉です。暮らしの中で、この世界に内なるものを表現していきます。