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人の書いた物を読むのが好きです。闇や暗いモノ、殺人鬼やミステリー、アングラ、宗教、カルト系、辺鄙な村の因習とか海や山の不思議的な読み物を求めています。私は日記みたいな作った話を書きます。

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人の書いた物を読むのが好きです。闇や暗いモノ、殺人鬼やミステリー、アングラ、宗教、カルト系、辺鄙な村の因習とか海や山の不思議的な読み物を求めています。私は日記みたいな作った話を書きます。

最近の記事

関係の無い事

14歳学校へは行かない 暑い日差しカーテンで遮ぎりひとり観ていたTVの中で ローラ・パーマーが殺されて死んだ 秘密の日記を手に入れたぞ 超能力の練習は辞めだ 夜の森に想い巡らし ジュリー・クルーズを子守唄に 落ちるとこまで航海しよう 完全体の沼はここだと 狙い定めてアンダーグラウンド 18歳の旅の始まり 異常な性欲、過剰なパーティ、身体改造、 暴力と搾取  振り切るようにクラブで踊り 小銭稼いで タバコで燃やす  吸い込む空気半透明 貴様と関係したい NUMA落として

    • 今年初めてのTシャツ

      音楽をやっている友人が出来た。去年の夏、私の住む街に引っ越してきた。歳は離れているけどなんとも気が合うので好きな音楽や本の話をしたり、気を遣わずに自然に話せるので楽しい。そんなふとした会話の合間に 「ももさんが歌詞を書いたらどんな感じなんやろ?面白そう。」 って言ってくれて嬉しくて、友人をイメージして書いてみた。でも曲もないし歌詞って何だろう?って。どうしたら歌詞になるんだろう?ルールは?リズムとか?結局できたのは妄想と想像を言葉にした短い言葉の羅列だったけど、読んで欲し

      • 幽霊の会話

        終電に乗ってうとうとしていたら、ふと小さく話し声が聞こえてきて眠りと覚醒の合間で耳を澄ました。 「君や僕の苦悩だっておそらく逆回転の力なんだ。」 「ロックンロールだね。」 「だから、これからも勝ち続けるよ。」 「それは良かった。先に死んだら私が君をぶっ殺してやる。」 「本当はほとんど毎日死にたいと思ってる。」 「絶対だめ。置いてかないで。」 「置いていかないといいなと思ってるよ。」 どんな人達が話してるんだろうと薄っすらと目を開けてみた。おや?会話をしていそう

        • 息止まり

          湖の底に難破船くらい大きなピアノの鍵盤が沈んでいた。その側で何かがゆらゆら揺れていた。鍵盤と比べると余りに小さい。いや、鍵盤が大き過ぎるのか。夏のセーラー服を着た女の子だった。俯いて漂っていた。それから白いワンピースを着た天使みたいな子が現れて、セーラー服の女の子の脇に手入れて抱き上げるように湖面を目指しはじめた。私はその様子をただ見つめていた。「助けようとしてる。違う、違う」と思っていた。湖はとても深く、天使みたいな子は本当にやる気があるのか?と問いたくなる程非力で、結局じ

          月的愛人

          今日はいつもに増して絶不調。朝から降り出した雨、外ではガス管工事の音がうるさく、重機がアスファルトを削る振動が横たわる身体にまで響いてくる。 遠い記憶。沢山の漫画と手紙を紙袋に入れて、初めて彼のお店に向かった灰色の午後の日を思い出す。季節は夏の始まりで、その日は強い雨が降っていた。私は21歳で、もうすぐ22歳の誕生日を迎える頃だった。そして処女だった。ドキドキしていた。水色のギンガムチェックのワンピースにツインテールに縛った髪の毛。家を出てから歩いているあいだに足元は雨でび

          月的愛人

          真っ黒人間

          私は毎日朝も夜もなく言葉を飲み込み続ける。 それは「寂しい」とか「ツラい」「無理」「やりたくない」といったネガティヴでありふれた気持ちなんだけど、毎日毎日腹に溜まって、私の元気を削いでいく。 寂しい気持ちが外に出たがるので、私は「寂しい」って書いみる。それからちょっと考えて、消す。呟いたって、誰も助けに来てはくれないし、辛い気持ちは何一つ解消されない事を知っているくらいには大人だからだ。 私に出来る事といったら毎晩欠かさず薬を飲む事と、なるべく他の事を考えたり、或いは考

          真っ黒人間

          閉じた夢

          「そこ」はいつも薄暗くて、沢山の人達が楽しそうにざわめいていて、私はひとりでそこにいる。 人は大勢いるのにみんな真っ黒で顔はなくて、話す言葉もざわざわと混ざって意味はない。 音楽が鳴ってる。ズンズンって低音が響くけど、何の曲かはわからない。 私は周りを見渡して「その人」を探す。そしてすぐに見つける事が出来る。何故ならその人の周りだけ、時が止まっているかのように静かだから。それに、周りの人達はみんな足が地面に着いてなくて少し浮いてるのに、その人の足だけはちゃんと地面に着い

          閉じた夢

          劣等感 洗って もう一度着る

          春が突然やって来て、満開の桜が圧倒的に美しくそわそわと落ち着かない気分で毎日を過ごしています。「せっかくだから」「今しか見れないし」と勿体無い精神で花見をしてみても、なんかこう、雑草とかタンポポとか、もういっそ道端に落ちてるゴミとかの方が落ち着くなぁといった具合でどうしても美しい春の陽気に置いていかれた気分になります。春の嵐が吹き飛ばしてくれるまで、こんな気持ちは続きそうです。 エイプリルフールにくだらない嘘を垂れ流して、花見を楽しむ無邪気さを羨ましく思ったりします。捻くれ

          劣等感 洗って もう一度着る

          はじまり。

          私は三姉妹の真ん中で産まれて、姉と妹とは丁度2歳ずつの歳の差があります。母は保育園の保母さんの仕事をしていて、父は白アリ退治の会社に勤めていました。母は仕事人間でタフだったので私達三姉妹は0歳から保育園に入れられて、小学生になったら学童に入れられて、朝から暗くなるまでずっと外にいる生活でした。家で寛いだ記憶もお母さんからおやつを食べさせて貰った記憶もありません。仕事を終えた母は急いで夕飯の支度をしてずっとイライラしていて、ゆっくり話を聞いて貰った記憶も何かを教えて貰った記憶も

          はじまり。

          上手いこと言うよなって。

          自暴自棄な気分でヤケクソでお酒を飲んで、 雨が降る明け方に自宅の駐車場の車の中で目を覚ましたとき「寒い」って思った。 身体は濡れていて知らない人の黒いダウンジャケットを着て、 元々履いてたはずの黒いストラップのヒールが片足だけ見覚えの無い大きな青いスニーカーに変わってて荷物が無い。 記憶も無い。 着ていた衣装は血塗れで、右の太腿に大きな傷が出来てた。 唇も切れて酷く腫れて、顔にも血がついてた。 そんな事はどうでも良いからスマホとタバコ探さないとって、家の鍵もない

          上手いこと言うよなって。