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不登校は「エネルギー切れ」は本当か?
不登校のことを語るとき、よく言われる「エネルギー切れ」
「エネルギーが切れて学校に行けないんですよ」
「今はエネルギーをためているとき」
「エネルギーがたまれば行けるようになりますよ」
これ、違和感ある人いませんか??
私は息子を見ていると、
これに当てはまらない気がしてならないんです。
学校に行かない状態になっているのは、
それこそ千差万別だと思いますが、
全てを「エネルギー切れ」で言うのはちがうのでは??
あとよく言われるけど、
わが家の息子には当てはまらないなと思うのがこれ。
不登校って学校に行かなくなると、
昼夜逆転、外出できないなどがあります。
息子は元気なんですよ。
笑顔いっぱいだし、早寝早起き。
外出だってします。
月~金まで学校に行かないけれど、同じ学校の子が所属する週末のサッカー少年団には行きます。
この前は楽しそうにこんなこと言ってました。
「ねぇ、人生に必要なことって何だと思う??」
え!なに突然??壮大な質問!と思いながら私は答えました。
「えっと、そうだなぁ、人間関係がよいこととか??」
息子はニヤッとしながら言いました。
「ちがうよ、ロマンだよ!ロマン!」「自然とかいいじゃないー!空を飛んだりとかアニメのような世界、ロマンだよね~」
息子のウキウキしてる感じが伝わってきます。
息子はさらに「今日はバラ色の気分だな~」なんて言っています。
この日だけがこうというわけではなく、基本的に凹んでいる様子はなくて、マイペースにマイペースに生きているんです。
将来のことも、「なんとかなるってー、大丈夫大丈夫!」と根拠のない自信はあるようで、よく言ってます。
わりと何カ月もこんな感じです。
でも、学校に行こうとはしない。
少しは行く日もありますが、基本的には行きません。
不登校です。
エネルギーはありそうです。
口数が少ないとか、元気がないとか、寝れてないとか、食欲ないとか全くないです。でも、ちょっと前に、市でやっている不登校相談に久しぶりに相談してみたら、「エネルギーがたまれば行ける」と言われて、「元気だと思うんですけど」と伝えたら、「お母さんががんばって関わってくれてるから、そこまではエネルギーがたまってきた。学校に行くにはあともう少しエネルギーがたまれば行けます」と。
「え??ほんとなの??」って心底思いました。
一般的にはもしかしたらそうかもしれないけれど、そこに当てはまらない子もいるのでは??わが道を行くタイプというか、学校に疑問をもっちゃうタイプというか。
あ、それか、どんなにエネルギーが人並み以上にあっても、学校に行ったとたん、一気にマイナスになる感性の持ち主かもしれませんね。
だから私は言いたいです。
「エネルギーがたまっていける子もいるかもしれないけど、エネルギーはあっても学校が合わない子はいる!」
こんなこと言って怒られるでしょうか。
でも、相談にいって「エネルギー」は耳タコなので、毒づいてしまいました。「エネルギー」聞き飽きた!!すみません。(でも、相談員さんはとっても優しい良い方でした。意見が私と違っただけです。)
ということで、不登校に関する毒吐きにここまでお付き合いいただきありがとうございました。
それではまた~!